米ニューヨーク・タイムズは4月22日、米航空業界で想定したよりも早く業績が回復していると報じた。米アメリカン航空と米サウスウエスト航空が同日に発表した2021年1~3月期の決算によると、アメリカンは13億ドルの損失だったが、サウスウエストは1億1600万ドルの利益を上げた。サウスウエストは2020年1~12月期に50年ぶりに通期で赤字を計上していた。同社のガーリー・ケリーCEO(最高経営責任者)は「パンデミックが終わったわけではないが、旅行業界にとって最悪の状況は終わったと信じている」「ワクチン接種が進み、病院の病床が逼迫する状況も著しく改善したことで、21年2月中旬頃から国内旅行の需要が週ごとに伸び始めた」などと説明した。