米ウォール・ストリート・ジャーナルは4月21日、米小売り最大手のウォルマートが店内に設置していた巨大な自動ピックアップ装置を撤去したり休止したりしていると報じた。新型コロナウイルスの大流行でオンライン販売事業が急拡大した同社は、顧客が来店した際に素早くオンラインで注文済みの商品を用意できるとして自動装置を導入した。だがその後、店の外で顧客が自動車に乗ったまま商品を受け取れる「カーブサイド・ピックアップ」や宅配サービスの需要が伸び、店内での受け取りサービスを利用する顧客が減少。店内のピックアップ作業も人がやってもほぼ効率が変わらないことも判明した。300台はすでに撤去され、1300台も休止状態にあるという。