ビジネス・インサイダーは3月2日、同日に発行された米スペースXに関する書籍「Liftoff(リフトオフ)」によると、同社の初期のエンジニアたちがロケット打ち上げのために太平洋マーシャル諸島のオメレク島に滞在していた時、食べ物の供給が一時止まり、「チキンウイングとタバコを今すぐもらえなければストライキする」と抵抗したことがあったと報じた。米空軍からカリフォルニア州にある発射台使用の許可がなかなか下りなかったことから、同社が頼ったのは米陸軍だった。オメレク島への物資供給は2005年当時、不安定で、秋に食料が枯渇したことがあった。昼夜を問わず仕事をしていたエンジニアたちは怒り心頭。チームのリーダーは打ち上げ責任者に電話をかけ、「食料とタバコを今すぐ届けてもらえなければ仕事はしない」と告げた。責任者は陸軍に依頼し、チキンウイングとタバコ、ビールを空中のヘリコプターからから落としてもらった。その後は失敗を重ねながらも07年3月に初めて打ち上げに成功。その頃のオメレクには食料がふんだんにあり、「飲み放題」の飲料がコンテナいっぱいに用意されていたという。