米ニューヨーク・タイムズは2月4日、世界の政府・旅行関係者の間で「ワクチン・パスポート」という新しい用語が飛び交うようになっていると報じた。ワクチン・パスポートとは、旅行者が新型コロナウイルスのワクチンを接種した、あるいは検査を受けて陰性だったことを証明する「デジタル証明書」のこと。ジョー・バイデン米大統領は、新型コロナのワクチン証明書とその他のワクチン接種書類とデジタルでリンクさせることを検討するよう政府機関に求めた。またデンマーク政府は3日、ワクチンを接種した人が証明として使える「デジタル・パスポート」を3~4カ月以内に導入すると発表した。アラブ首長国連邦(UAE)のエティハド航空とエミレーツ航空も、国際航空運送協会(IATA)が開発した、新型コロナのワクチンと検査を受けたかを証明できる「デジタル・トラベル・パス」を導入するとしている。