欧州連合(EU)の競争規制当局は4月20日、米医療機器大手イルミナによる米がん診断技術会社グレイルの買収計画を調査すると発表した。同日にロイター通信が報じた。欧州委員会によると、今回の買収はEUに承認を求めなければならない取引金額の基準に達していない。しかし、フランスを筆頭とする複数のEU加盟国が競争当局に対し、2021年3月に導入したバイオ技術やハイテク新興企業の取引を対象とする新規則に準じてイルミナの取引を審査するよう要請したという。本買収については米国連邦取引委員会も先月、競争が阻害され、技術革新が停滞すると主張したうえで、取引の差し止めを求める訴訟を起こしている。