デンマーク政府は4月14日、英アストラゼネカ製の新型コロナウイルスワクチンの使用を完全に中止すると発表した。同ワクチンがまれに血栓症を引き起こすリスクを懸念し、欧州で初となる全面使用中止に踏み切った。これにより、同国のワクチンプログラムに数週間の遅れが出るとみられる。デンマークではこれまでに14万人以上がアストラゼネカ製のワクチンを接種し、そのうち2件の血栓症事例が報告され、うち1件は死亡事例だったことが明らかになっている。世界保健機関(WHO)や欧州医薬品庁(EMA)は、潜在的なリスクをはるかに上回るメリットがあるとしてワクチン接種の継続を推奨している。