英製薬大手アストラゼネカは11月12日、抗がん剤「カルケンス」を新型コロナウイルス感染症の治療に用いる中期臨床試験で、入院患者の生存率向上と肺機能低下防止の目標を達成できなかったと発表した。カルケンスは、人体の過剰免疫反応を抑制する効果が期待できる薬で、主に慢性リンパ性白血病の治療に用いられる。新型コロナで肺炎を含む重度の症状が出る患者は免疫系の過剰反応に苦しんでいると考えられており、カルケンスにはこれを抑制する効果が期待されていた。