英通信大手ボーダフォン・グループは9月25日、2007年の同社によるインド事業買収に絡む20億ドル(約2100億円)規模の税金の支払いを巡りインド政府と争っていた問題で、国際仲裁裁判所がインド政府による遡及課税を違法とする判決を下したと発表した。同問題については2012年にインドの最高裁判所がボーダフォンに納税義務はないとの判断を下しているが、インド政府はその後、遡及課税ができるよう関連する国内の税制度を改正し、再び税金の支払いを要求していた。