ドイツ連邦統計庁は9月10日、2020年上半期の企業倒産件数が前年同期比で6.2%減少したと発表した。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い独政府が3月以降に破産申請義務を停止し、資金繰りも支援したことから、企業が受けた経済的打撃が現状の企業統計に反映されていない可能性がある。上半期の企業倒産件数は9006件で、約16% を小売業が占める。負債総額は計167億ユーロ(約2兆1100億円)で、前年同期の102億ユーロから増加した。