米ブルームバーグは27日、新型コロナウイルスの感染拡大がアジアの債券市場を脅かしていると指摘した。これまで事業拡大に積極的だったアジア企業は債券市場から積極的に資金を調達してきた。ただ市況は一変しており、今後は債務負担に耐えられずデフォルトに陥る企業が増えると警告している。ドルに対する自国通貨安もリスクの増大に拍車をかけている。アジアでは2021年末までに発行済み債券11兆4000億ドルのうち4割が満期を迎える見通しだ。