170以上のゴルフ場を運営する国内大手のアコーディア・ゴルフ(東京・品川)が、積極的に新たなゴルファーを開拓している。新型コロナウイルス感染拡大前の2019年、39歳以下の利用割合は約12%だったが、22年は16%弱に増えた。
米ゴールドマン・サックス傘下だった同社は02年、ゴルフ場の運営受託事業を開始。バブル崩壊後に供給過剰になっていたゴルフ場の経営破綻が相次ぐ中、次々とゴルフ場を買収した。11年、ゴールドマンが同社の保有株を売却、独立した。

その後、同業のPGMホールディングス(現パシフィックゴルフマネージメント)から敵対的TOB(株式公開買い付け)を受け、ゴルフ史に残る買収劇を演じた(13年にTOBは未成立)。21年1月、ソフトバンクグループ傘下の米投資ファンド、フォートレス・インベストメント・グループの傘下となった。
年間延べ1000万人以上のゴルファーが利用する同社が目指すのは、年齢や性別に関係なく誰もが楽しめて、コストパフォーマンスのいいカジュアルなゴルフ場の整備だ。セルフサービス中心のシンプルなサービスを提供し、コストも削減してゴルフ業界の常識を覆したいとしている。
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