転職に対する意識は若手だけでなくミドル層も変わってきている。転職活動のきっかけは? 決め手は? もはや「いつだって転職適齢期」と言っても過言でないほど、40代や50代も転職に精を出している。5人に転職経験を聞いた。

(イラスト:PIXTA)
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需要の高まり、好機つかみCSスペシャリストに

林 真吾さん(41歳)
【転職活動の期間】1カ月
【前職】サブスク会社のカスタマーサポート部門
【現職】アディッシュのカスタマーサクセスコンサル部門

 現職のアディッシュに入社したきっかけはリファラル採用。過去職で外注をしていた先がアディッシュというつながりがあった。

 同時並行で数社を検討していたが、決め手は、自分の持つスキルを生かしつつ、リモートワークができる点。コールセンターでの業務、IT業務支援、カスタマーサクセス(CS)、情報システム管理の経験が基になるCS管理といった分野で、多くのスタートアップ企業に支援できる可能性があると考えた。

林 真吾さん
林 真吾さん

 面接がリモートでできるようになり、昔よりも転職活動の球数が打てるようになったことは大きい。1日に数社に当たれるし、隙間の時間に面接を設定することも可能だ。

 SaaSのビジネスモデルが広がり、ユーザーの心証でビジネスが左右されやすい時代になったことで、CSを実現できるマネジャーは需要が高まっている印象だ。

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