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「規制の時代」を乗り越えろ

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全10回
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#1
[新連載]規制サバイバル 大国の思惑に翻弄される日本
1980年代以降の新自由主義に試練が訪れ、新たな規制が世界で導入されつつある。GAFA(グーグル、アップル、メタ=旧フェイスブック、アマゾン・ドット・コム)に代表される巨大テック企業は、足元の業績が伸び悩んでいても注目の…
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#2
甘利氏に聞く経済安保と規制、企業はなぜ対応を求められるのか
経済安全保障に基づく企業活動への規制や産業政策が各国で台頭し始めた。日本はいかなる方向に進むのか。自民党の前幹事長で経済安全保障推進本部の本部長を務める甘利明衆院議員に聞いた。
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#3
「電動キックボード」を世に広めたLuupの“周囲巻き込み”作戦
警察庁は1月19日、改正道路交通法の施行を7月1日に予定していると発表した。改正道交法では電動キックボードを想定して特定小型原動機付自転車という新たな区分ができる。しかし、電動キックボードをめぐるルールづくりの動きが出て…
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#4
地政学リスクに目を凝らせ NTT澤田会長「情報インフラでラピダスやインテルと協力」
日米経済協議会の会長も務めるNTTの澤田純会長は、経済安全保障への対応を各社が進めなければならないと危機感を募らせている。大国同士の規制は、先端技術を対象とするものが増えてきた。同氏は通信や半導体分野の変革を目指しており…
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#5
対中禁輸で狙われた東京エレクトロンとASML 米競合がロビー活動で圧力
米国の働きかけで日本とオランダも、先端半導体に関する対中輸出制限に加わらざるを得なくなった。今回のターゲットは主に半導体製造装置で、世界大手の東京エレクトロンとオランダ・ASMLが影響を受けそうだ。米バイデン政権の意向だ…
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#6
規制という旧習に挑んだ楽天・三木谷氏の泥臭い活動
フットワークの軽さで多くの規制をクリアしてきた楽天グループの三木谷浩史会長兼社長。その個性やリーダーシップが注目されがちだが、旧習に挑んで事業を新たなステージに乗せるため、地道な取り組みを重ねてきた。
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#7
「3連敗」を回避せよ、web3成長の鍵はルール作りにあり
インターネット黎明(れいめい)期のweb1.0、SNS(交流サイト)が爆発的に普及したweb2.0に続き、足元ではブロックチェーン(分散台帳)技術を活用したweb3.0の波が押し寄せている。次こそ日本は存在感を示せるか。…
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#8
「ビジネスに清廉潔白なし」 早大・入山教授が説く非情の国際常識
国と企業が歩調を合わせて成長してきた日本では、「規制緩和」が魔法のつえのように語られがちだ。早稲田大学ビジネススクールの入山章栄教授は、緩和の必要性を認めつつ、規制の作成段階から議論を主導する取り組みが企業側に不足してい…
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#9
「過度な“ゼロリスク志向“を捨てよ」 規制改革推進会議、大槻議長の危機感
「政府が支出を増やしてもGDPは拡大しにくくなった」「規制改革なしに日本の成長はおぼつかない」。2022年10月に政府の規制改革推進会議の議長に就任した大槻奈那氏は、規制改革の重要性をこう強調する。
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#10
三菱電機やNECは専門部署も 外国規制の「域外適用」に手を焼く日本企業
今日、経済は国の安全保障の柱として見なされ、世界的にルールの数が増加している。外国政府による規制は現地法人に限らず、日本国内における日本企業の活動にまで影響を及ぼすことに注意が必要だ。
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#11
世界に逆行する日本の“緩い”農薬ルール EU新規制が食品輸出の障壁に
世界のトレンドに逆行し、農薬の残留基準をどんどん緩めてきた日本。やっと「みどりの食料システム戦略」を打ち出して環境配慮型を目指し始めたが、ここにきて新たなハードルが見えてきた。欧州連合(EU)によるルール策定が、日本の食…
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全8回