いったん読み始めた本は最後まで読み切る
ゲイツは、本を読んで得た新しい知識を、すでに知っている知識と組み合わせることで、仕事や人生に役立てています。「目の前の言葉と自分の経験をどう結びつけるか」という観点から読書をしているそうです。
もちろん単純に本を読んで楽しむだけなら、メモを書き込む必要はありません。しかし何かを書き留めると、頭の中でアイデアが強化され、記憶にも刻まれやすくなります。
紙の本を読むのは、電子書籍と比べて目が疲れにくいということもあるでしょう。ただし、メモを書き込めないといった課題がクリアされたら、電子書籍に切り替える可能性もありそうです。
ゲイツが読書をする際の2番目のルールは「いったん読み始めた本は最後まで読み切る」ことです。1年間に50冊以上の本を読むゲイツですが、選んだ本は最後まで読破するというポリシーを持っています。
「たとえ、その本が好きでなくても、途中で読むことをやめたりしない」。こうゲイツは述べています。そこで重要になるのは、あらかじめ丁寧にリサーチし、最後まで読む価値があると思える本を選ぶことです。私は乱読家なので、ゲイツがここまで真剣に本を選んでいると知って驚きました。
3番目のルールが「読書をする際は、まとまった時間を取って集中する」ことです。読書のために「少なくとも 1 時間は中断のない時間を確保すべきだ」とゲイツは述べています。
本を読む際には、気を散らしたり、スマホやテレビを見るなど他のことを同時にしたりすべきではなく、読書に集中し、必要ならメモを取り、読んだ内容についてじっくり考えることが大事だとゲイツは考えています。
もちろんこれは書籍に限った話で、インターネットニュースや雑誌の記事を読む場合は5分や10分といった隙間時間で楽しむことができます。それでも本を読むときは特別で、1時間以上の時間をかけて専念するのがゲイツ流です。就寝前など、確実に時間を確保できるタイミングで毎日続けると読書は習慣化されます。
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