シリーズ
教育から考える人的資本

12回
-
周恩来も留学、かつてアジア先導した日本の大学を再起せよ
中国などアジア各地のエリートがこぞって日本に留学していた時代がかつてあった。日本がアジアの高等教育をリードできた要因を探り、復活の処方箋を導き出そう。
-
「美作」読めない大学名、岡山山間部からの大逆転劇
「保育士、社会福祉士、管理栄養士、教師、美作(みまさか)大学~」。岡山県の山間部にある私立の美作大学は、そんなテレビCMを西日本で20年も流し続けている。条件不利な立地だが、少人数教育による資格・免許取得率の高さで、実績…
-
冨山和彦氏「G型かL型か」大学は今こそ決断を
「英文学部ではシェイクスピアよりも観光英語を」。2014年、文部科学省の審議会でそんな提言をして“炎上”した経営共創基盤(IGPI)グループ会長の冨山和彦氏。日本の大学をG型(グローバル)とL型(ローカル)に分け、国際競…
-
なぜ日本の大学はグローバル化できないのか、「英語で授業」の勘違い
大学の世界ランキングで順位を落としている日本。なぜ日本の大学は伸びないのか。そもそもグローバル大学とは何か。日英の大学事情に精通する苅谷教授に聞いた。
-
オリックス宮内氏「学長選は廃止、教員には給与格差を」
企業のガバナンスに一家言ある宮内義彦シニア・チェアマンは、長年にわたりNPO法人「大学経営協会」の理事長を務めるなどして、大学にもガバナンスの改革を求めてきた。学長の選び方から見直さなければならないと訴える。
-
シャッター商店街を「学びの場」に、地方中小大学が逆転の発想
速いペースで少子化が進む地方では、中小私立大の4割が赤字だ。運営を自治体が引き継ぐ「公立化」などで生き残り策を探るほか、地域社会を支えるエッセンシャルワーカーを育てる場として、活路を見いだすケースもある。
-
間に合うか「グローバル化」 ICU、AIU、APU3大学の挑戦
日本の大学の影がどんどん薄くなっている。競争力ランキングは下がる一方。国際性が低く世界から取り残されると焦る政府や大学が解決に乗り出した。授業をすべて英語で実施、留学生を半分に──。改革は間に合うか。
-
西和彦氏ら経済人などが理想の大学づくり「もう批判しない、自分でやる」
経済が低迷する中、大学教育に不満を持つ経済人らが決起した。アスキー創業者は大学設立を目指し、「プレステの父」は学部長になった。経済人ならではの視点で「楽園」とやゆされる日本の大学を改革する。
-
[新連載]北の大学でお寒い騒動が勃発、万年「定員割れ」の末に…
外国人留学生の大量入学を発端に2019年、北の大地の私立大学でお寒い騒動が起きた。学内対立から訴訟沙汰に。一連の騒動は日本の大学が抱える教育の形骸化、かけ声倒れの国際化、ガバナンスの欠如といった問題を浮き彫りにしている。…
-
女子大に初の工学部 新しい理系のあり方、文理の壁を越える施策
女子大学による工学部の開設が始まっている。工学部を開設して1年がたつ奈良女子大学と、2024年度に開設を予定しているお茶の水女子大学。エンジニアリング業界の多様化が求められる中で、国立大学が導く「新しい工学部」とは。
-
「理系か文系か」ではない 変わる大学、学問を超えた連携
変化の激しい時代に、求められる人材も変わってきた。教育機関の今と未来、大学と企業の関わりについて東京大学工学部の染谷隆夫工学部長に聞いた。
-
経済成長のカギは「理系女性」、テック企業の長期的な投資とは
女性の理系人材不足が深刻だ。開発現場に女性が少ないと、AIのアルゴリズムに偏りが生じたり男性基準の商品設計になってしまったりするなど、支障をきたすため、世界的に問題視されている。理系女性を増やすべく、各社が取り組みに乗り…
WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。
おすすめのシリーズ
-
小田嶋隆の「ア・ピース・オブ・警句」 ~世間に転がる意味不明
「ピース・オブ・ケイク(a piece of cake)」は、英語のイディオムで、「ケーキの一片」、転じて「たや…
-
徹底予測2021年 底打ちか奈落か
日本経済の節目の年として幕を開けた2020年は、誰もが予想できない最悪の1年となった。すべての始まりはコロナ禍だ…
-
クルマ大転換 CASE時代の新秩序
総付加価値額が450兆円ともされる自動車産業の構造が変わり始めた。GAFAやEVスタートアップ、ソニーなどが新た…
-
不屈の路程
話題の経営者や気鋭の起業家はいかにして自らの経営を確立するに至ったのか。そこにたどり着くまでの道のりは決して順風…
-
菅野泰夫のズームイン・ズームアウト欧州経済
ロシアを足掛かりに、欧州経済・金融市場の調査を担当して、既に十数年の月日がたちました。英国の欧州連合(EU)離脱…
-
1000年企業の肖像
日本は創業100年以上の企業が多くあり、世界一の長寿企業大国として知られる。その中には創業1000年を超えると伝…
-
10 Questions
いま、世の中で起こっていること。誰もが知りたいと思っていること。でも、ちゃんと理解できていないこと。漠然と知って…
-
河合薫の新・社会の輪 上司と部下の力学
上司と部下が、職場でいい人間関係を築けるかどうか。それは、日常のコミュニケーションにかかっている。このコラムでは…
-
ファクトフルネス思考
「データを基に世界を正しく見る習慣」を紹介した書籍『ファクトフルネス』は、日本で90万部を超えるベストセラーとな…
-
大西孝弘の「遠くて近き日本と欧州」
日本の読者にとって欧州のニュースは遠い国々の出来事に映るかもしれない。しかし、少子高齢化や低成長に悩み、企業の新…
-
グルメサイトという幻
食べログ、ぐるなび、ホットペッパーグルメ──。外食店探しに欠かせない存在となったグルメサイトの地位が揺らいでいる…
-
フェルディナント・ヤマグチの走りながら考える
この度、故有りましてこの日経ビジネスオンライン上で、クルマについて皆様と一緒に考えていくナビゲーター役を仰せつか…
-
ファストリ、異次元の経営
コロナ禍の混乱からいち早く抜け出したファーストリテイリング。破綻が相次ぐアパレル業界にあって、なぜユニクロだけが…
-
テスラが仕掛ける電池戦争
日本でも2030年代半ばに新車販売でガソリン車をゼロにする方針が打ち出されるなど、各国の環境規制強化により普及段…
-
70歳定年 あなたを待ち受ける天国と地獄
従業員の希望に応じて70歳まで働く場を確保することを企業の努力義務として定めた、改正高齢者雇用安定法が2021年…
全8回