日本企業は周回以上の後れ
だが、安心はできない。米国ではBA.5から派生した「BQ.1」「BQ.1.1」という変異型が急速に拡大している。米疾病対策センター(CDC)が10月29日に発表した推定によれば、1週間の新たな感染の14.0%がBQ.1、13.6%がBQ.1.1で、1カ月前の合計2.6%から10倍以上に増えた。
BQ.1、BQ.1.1は、感染力の高さと、ワクチンなどの免疫を回避する可能性から警戒すべきとの声が強まっている。感染状況次第では22年冬にかけて、各国はワクチン戦略の修正を迫られるかもしれない。新型コロナワクチンの開発が終わりなく続くというのも現実にありそうだ。
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