2. 組織の新設で、全社規模で新たな取り組みが生まれる
赤字脱却を宣言したのと並行して、社内で進めた組織改革の一端をご紹介したい。
売り上げアップとコスト削減、現場の努力で組織刷新の効果が次々と
鉄道ロジスティクス本部の下には、マーケティングセンターや戦略推進部を新設し、営業力と計数管理を強化した。また新たに総合物流部を設け、従来の鉄道輸送につながる倉庫・保管・付加価値サービス・配送など新分野への拡大を可能にした。
経営統括本部の下に調達部を新設した効果は明らかな数字となって表れた。大口投資から小口用品に至るまで、従来は全国各地、各部でバラバラであった外部調達を本社に一元化することで、無駄を大きく削減することができた。
業績好転で財務部門も新たな挑戦が可能に
そのほか社内には投資管理委員会を設け、部門別、短中長期など全社の投資計画を一元的に管理する形とした。
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