米ツイッターが揺れている。米国時間(以下同)2022年12月18日にイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は同社のSNS(交流サイト)で自身の進退を問うアンケートを実施。19日午前3時ごろまでに約1750万件の回答が集まり、「トップを退くべきだ」との回答数が57.5%で過半となった。マスク氏はアンケートに際して「私はこの投票結果に従う」とコメントしており、大企業のトップが進退をSNSの投票で決めるという異例の事態となっている。
アンケートはマスク氏がツイッターの責任者を辞任すべきかどうかを問うもので、「はい」「いいえ」の2択で投票を促した。19日午後5時時点で、マスク氏は辞任が過半となった投票結果に対する投稿をしていない。
マスク氏は10月27日に440億ドル(約6兆4000億円)でツイッターを買収。同社のCEOに就任した。5000人規模ともいわれる人員削減や取締役の更迭、テレワークの禁止など大なたを振るう一方、「言論の自由の絶対主義」を掲げて投稿に関するルール変更を乱発し、大きな混乱が生じている。
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