売上高や利益率といった財務目標とは別に、「非財務目標」を公表する企業が増えている。キリンホールディングス(HD)が中期経営計画に盛り込んだのは、プラズマ乳酸菌に関する数値目標。どんな狙いがあるのか。

 「日本国内のプラズマ乳酸菌機能認知率45%」「プラズマ乳酸菌の継続摂取人数190万人」──。

 2024年12月期をゴールとする中期経営計画にこんな目標を盛り込んだのは、キリンホールディングス(HD)だ。

キリンホールディングスが展開する「プラズマ乳酸菌」シリーズ。プラズマ乳酸菌の普及を、非財務目標として中期経営計画に盛り込むほど力を入れている
キリンホールディングスが展開する「プラズマ乳酸菌」シリーズ。プラズマ乳酸菌の普及を、非財務目標として中期経営計画に盛り込むほど力を入れている

 プラズマ乳酸菌はキリンHDがヘルスサイエンス事業で手掛ける独自素材。この乳酸菌を使った機能性表示食品やサプリメントを「iMUSE(イミューズ)」というブランド名で展開している。

 19年に参入した同事業を新たな柱として成長させていくためには、プラズマ乳酸菌が社会に受け入れられるかどうかが鍵を握る。だからこそ、キリンHDは年平均成長率やROIC(投下資本利益率)などの財務目標とは別に、プラズマ乳酸菌の認知度や摂取人数という「非財務」の具体的目標を開示した。そうすることが「経営戦略上、非常に重要な項目だと考えた」(坪井純子常務執行役員)からだ。

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