サラダ専門店「クリスプ・サラダワークス」を運営するクリスプは、接客力の可視化に取り組んでいる
サラダ専門店「クリスプ・サラダワークス」を運営するクリスプは、接客力の可視化に取り組んでいる

 「流出事故か」と疑ってしまうほど、極めて詳細な数字を、惜しげもなく公開しているサイトがある。「CRISP METRICS(クリスプ・メトリクス)」だ。

 店舗別の月次売り上げ見通し進捗率や売上高成長率、アクティブ顧客数、リピート顧客数、顧客満足度、良品率、5分以内調理完了率、店内スタッフの熱狂度、早期退職人数……。

店舗別の売上高などを公開している「CRISP METRICS(クリスプ・メトリクス)」
店舗別の売上高などを公開している「CRISP METRICS(クリスプ・メトリクス)」
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 公開されているのは、CRISP(クリスプ、東京・港)が運営するサラダ専門店「クリスプ・サラダワークス」の社内データだ。しかも、こんな注意書きが添えられている。

 「安心してください、社内データの流出事故じゃないです。」

 ただ奇をてらって、注目を集めようとしているわけではない。そこには明確な狙いがある。

「占いに頼った」外食業界を変える

 「占師の意思決定に頼った外食業界の在り方を変えたいんです」(クリスプの宮野浩史社長)

 占師とは特に創業社長を指す。自らの勘とセンスで店を開発し、ヒットへと導く。しかし、なぜ売れたかは、本人にも分からない。分析できるデータがそろっていないからだ。かくいうクリスプも創業当初はそうだった。

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この記事はシリーズ「可視化で変える経営」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。