各世代で孤立・孤独を感じる人の割合が高まっている。上司と部下のすれ違いが起こり、チームの人間関係が希薄になる。価値観の共有が難しくなる、そこから生まれる孤独感。孤立した状態……。
モチベーションの低下は日本企業の低迷・弱体化の主因にもなりかねない。今や、「孤独解消」は経営のキーワードになってきた。コロナ禍で顕在化した孤独の問題とそれを解消する解決策を探っていく。(写真:PIXTA)
シリーズ
各世代で孤立・孤独を感じる人の割合が高まっている。上司と部下のすれ違いが起こり、チームの人間関係が希薄になる。価値観の共有が難しくなる、そこから生まれる孤独感。孤立した状態……。
モチベーションの低下は日本企業の低迷・弱体化の主因にもなりかねない。今や、「孤独解消」は経営のキーワードになってきた。コロナ禍で顕在化した孤独の問題とそれを解消する解決策を探っていく。(写真:PIXTA)
#1
新型コロナウイルス禍でリモートワークが定着。効率化は図られたが、果たして理想的な働き方なのだろうか。人とのつながりが薄まり、心の中に潜む孤独感が増大していないだろうか。組織への帰属意識が失われ、エンゲージメントは下がって…
#2
孤独感が増幅した裏には、2000年ごろからの日本経済の変質があった。成果主義によって徹底的な効率化が求められると、コミュニケーションも簡素化してしまう。難しくなるばかりの組織運営の中で上司と部下の思いはすれ違う。
#3
英国に次ぎ世界で2番目に「孤独・孤立対策担当大臣」を置いた日本。8月に就任した小倉将信担当大臣は「孤独や孤立というのは、一部ではなく国民全体の問題だ」と強調する。孤独や孤立に陥り得る「予備軍」も含め、国としてどう向き合う…
#4
自分は孤独なのだろうか。国内外で活用されている手法を用い、簡易的に孤独度を自己診断できるシートを作成した。専門家によるアドバイスとともに役立ててほしい。
#5
孤独感が増幅した裏には、2000年ごろからの日本経済の変質があった。成果主義によって徹底的な効率化が求められると、コミュニケーションも簡素化してしまう。難しくなるばかりの組織運営の中で上司と部下の思いはすれ違う。
#6
孤立・孤独解消は企業を強くする――その手段として、運動会のような“昭和”な社内行事を再現する企業は最近、少しずつ増えている。
#7
チャットやメール、ビデオ会議など画面越しのやり取りにもどかしさや、とりとめのなさを感じたことはないだろうか。「脳トレ」で著名な東北大学加齢医学研究所の川島隆太所長によると、こうした違和感は脳科学的にも裏付けられるという。
#8
現役の産業医として企業の現場にも立つ江口尚・産業医科大学教授。企業の中で孤立・孤独感が強くなっている一因は、上司と部下のコミュニケーションの質が悪くなっていることにあると話す。
#9
回転すし店「すし銚子丸」を運営する銚子丸。長年、採用や人材の定着に課題を抱えてきたことを踏まえ、石田満社長のもと、人材を重視する会社への変革に着手した。改革が大きく進むきっかけとなったのは、2017年に起きたある出来事だ…
#10
誰にでも起こり得る孤独・孤立の問題に向き合う上で、自分自身だけでなく、周囲の人へのケアも大事なポイントだ。チャット相談窓口を運営するNPO法人「あなたのいばしょ」(東京・港)の大空幸星理事長が重視するのは「お節介」と「傾…
#11
「チーフ・ウェルビーイング・オフィサー(最高ウェルビーイング責任者、CWO)」は最近注目の役職だ。こうした役職を置き、従業員の身体的、精神的に良好な状態を指す「ウェルビーイング」を推進する動きが加速している。楽天とアステ…
WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。
「ピース・オブ・ケイク(a piece of cake)」は、英語のイディオムで、「ケーキの一片」、転じて「たや…
日本経済の節目の年として幕を開けた2020年は、誰もが予想できない最悪の1年となった。すべての始まりはコロナ禍だ…
総付加価値額が450兆円ともされる自動車産業の構造が変わり始めた。GAFAやEVスタートアップ、ソニーなどが新た…
話題の経営者や気鋭の起業家はいかにして自らの経営を確立するに至ったのか。そこにたどり着くまでの道のりは決して順風…
ロシアを足掛かりに、欧州経済・金融市場の調査を担当して、既に十数年の月日がたちました。英国の欧州連合(EU)離脱…
日本は創業100年以上の企業が多くあり、世界一の長寿企業大国として知られる。その中には創業1000年を超えると伝…
いま、世の中で起こっていること。誰もが知りたいと思っていること。でも、ちゃんと理解できていないこと。漠然と知って…
上司と部下が、職場でいい人間関係を築けるかどうか。それは、日常のコミュニケーションにかかっている。このコラムでは…
「データを基に世界を正しく見る習慣」を紹介した書籍『ファクトフルネス』は、日本で90万部を超えるベストセラーとな…
日本の読者にとって欧州のニュースは遠い国々の出来事に映るかもしれない。しかし、少子高齢化や低成長に悩み、企業の新…
食べログ、ぐるなび、ホットペッパーグルメ──。外食店探しに欠かせない存在となったグルメサイトの地位が揺らいでいる…
この度、故有りましてこの日経ビジネスオンライン上で、クルマについて皆様と一緒に考えていくナビゲーター役を仰せつか…
コロナ禍の混乱からいち早く抜け出したファーストリテイリング。破綻が相次ぐアパレル業界にあって、なぜユニクロだけが…
日本でも2030年代半ばに新車販売でガソリン車をゼロにする方針が打ち出されるなど、各国の環境規制強化により普及段…
従業員の希望に応じて70歳まで働く場を確保することを企業の努力義務として定めた、改正高齢者雇用安定法が2021年…
全8回
有料会員(月額プラン)は初月無料!
今すぐ会員登録(有料)会員の方はこちら
ログイン日経ビジネス電子版有料会員になると…
専門記者によるオリジナルコンテンツが読み放題
著名経営者や有識者による動画、ウェビナーが見放題
日経ビジネス最新号&9年分のバックナンバーが読み放題
「クリップ機能」は、また読みたいと思った記事や、後からじっくり読みたいお気に入りの記事を保存する機能です。クリップした記事は、メニューから「マイページ」を開き「クリップ」を選ぶと一覧で表示されます。 詳細を読む
「このシリーズの続きが読みたい」「この議論の展開を見届けたい」と思った時に便利な機能です。「WATCH」すると、そのシリーズの新着記事が配信された際に、Raiseの場合はその議論に新しいコメントがついた際などに通知されます。 詳細を読む
日経ビジネス電子版では、閲覧を制限している状態を「鍵が掛かっている」と表現しています。有料会員としてログインすると、鍵の有無にかかわらず全ての記事を閲覧できます。登録会員(無料)でも、月に一定本数、鍵付き記事をお読みいただけます。 詳細を読む
記事の内容やRaiseの議論に対して、意見や見解をコメントとして書き込むことができます。記事の下部に表示されるコメント欄に書き込むとすぐに自分のコメントが表示されます。コメントに対して「返信」したり、「いいね」したりすることもできます。 詳細を読む
記事末尾の「投票」ボタンを押すことで、その記事が参考になったかどうかを投票する機能です。投票できるのは1記事につき1回のみ。投票の結果はすぐに反映され、トップページの記事リストなどにも表示されます。評価の高い記事を選んで読むといった使い方ができます。 詳細を読む