自分は孤独なのだろうか。国内外で活用されている手法を用い、簡易的に孤独度を自己診断できるシートを作成した。専門家によるアドバイスとともに役立ててほしい。
【今こそ「孤独解消」 孤立する社員を救う処方箋】記事ラインアップ
※内容は予告なく変更する場合があります
(1)リモートワークは理想的な働き方か 増幅する孤独
(2)すれ違う上司と部下 なぜ組織の中に孤独が生まれたか
(3)「国民8割に孤独感 みんな孤独予備軍」 小倉担当相の危機意識
(4)人付き合いある? 孤立してない? 「あなたの孤独度」を診断(今回)
(5)SOMPO、SCSK、NTTコム…社員の幸福度向上、経営の中心に
(6)昭和の社内行事・運動会が再評価 若手ベンチャーで結束感爆上がり
(7)脳トレ・川島隆太氏「脳が必要とするのは人との関わり」
(8)「無駄な時間は無駄ではない」産業医科大学・江口尚教授
(9)「社員の幸福度を上げる」人材重視に転換した銚子丸
(10)日本の孤独をなくすには「あなたのいばしょ」理事長大空幸星氏
(11)楽天、アステリアのウェルビーイング 「CWO」を置く理由
(12)「脱PDCAで幸福度をもう一度上げよう」慶応大学・前野隆司教授
(13)テクノロジーで幸福度を上げる ハピネスプラネット矢野社長
(動画)10月10日号特集「孤独が会社を蝕む」を担当編集委員が解説
「孤独を感じていますか」。
こう聞かれてあなたはどう答えるだろうか。家族や友人に囲まれているから大丈夫。同僚や部下と定期的に飲みに行く自分は孤独とは無縁だ──。そんな考えの人も多いかもしれない。その半面、孤独は企業活動における重要な問題になりつつある。
案外、主観的な質問だと本当に自分が孤独かどうか、実態が見えてこない側面もあるはずだ。そこで、本誌は孤独度を簡易的に知ることができる「セルフチェックシート」を作成した。
基にしたのは「UCLA孤独感尺度」と呼ぶ、世界で広く使われている手法の日本語版(第3版)。米カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)のダニエル・ラッセル教授が、孤独という主観的な感情を数値化するために考案した。直接「あなたは孤独を感じますか」と聞くのではなく、いくつかのシチュエーションと結びつけた間接的な質問から構成される。
上の図の通り、
- ・自分には人との付き合いがないと感じることがありますか
- ・自分は取り残されていると感じることがありますか
- ・自分は他の人たちから孤立していると感じることがありますか
という3つの質問に対して、「決してない」から「常にある」まで1~4点の4段階で自己評価。その合計点が高くなればなるほど、孤独度が強いことになる。○印や合計点を書き込んで、チェックしてみてほしい。
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