2022年4月、ヤフー代表取締役社長 社長執行役員CEO(最高経営責任者)に就任した小澤隆生氏(写真=村田 和聡)
2022年4月、ヤフー代表取締役社長 社長執行役員CEO(最高経営責任者)に就任した小澤隆生氏(写真=村田 和聡)

 私がヤフーに加わったのは今から10年前の2012年です。

 まず、エンジニアが技術を競い合う「Hack Day(ハックデー)」を見させてもらって、それはそれは活発で。へんてこりんなアイデアもたくさん出ていて、こりゃなかなか元気な会社だなと思いました。優秀なエンジニアが想定以上に多いという印象でした。

 面白いものでその一方、経営幹部の人たちと話をするとその思考は「大局観」そのもの。やはり企業としての影響力が大きいということもあるんでしょう。社会に対する影響、社会貢献、公平性、そういったものを常に考えているように見えました。これまで自分が携わってきた会社とは全然違いましたから、そのインパクトはとてつもなく大きいものでした。

 ただ、物事の進め方が非常にゆっくりしているなという印象も同時に持ちました。私自身は役所で働いたことはないのですが、住民に対して公平なサービスを届けることを目的としている分、慎重になる気風みたいなものが当時のヤフーにはあったんですね。

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この記事はシリーズ「ヤフー小澤隆生社長の「眼」」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。