11月、愛知県長久手市で「ジブリパーク」が開園する。世界にその名をとどろかせるスタジオジブリの作品に登場する建物や、キャラクターをイメージしたテーマパークだ。愛知県の新たな観光の目玉となりそうだが、大村秀章・愛知県知事はこのプロジェクトを「文化事業」に位置づける。コンテンツを用いた観光資源が、やがて世界から人材を引き寄せる。その真意を大村知事に聞いた。

大村秀章(おおむら・ひであき)氏
大村秀章(おおむら・ひであき)氏
愛知県知事 1960年愛知県生まれ。82年、東京大学法学部卒業、農林水産省に入省。96年、衆院議員に初当選。2001年に経済産業大臣政務官、翌年には内閣府大臣政務官に就任。内閣府副大臣、厚生労働副大臣などを経験し、11年に愛知県知事に当選。現在は3期目を務める。(写真:堀 勝志古)

「ジブリパーク」開園は目前ですね。

大村秀章・愛知県知事(以下、大村知事):2005年の愛知万博(愛・地球博)開催地の会場跡地に開設された「愛・地球博記念公園」(愛知県長久手市)に、22年11月からの1期には3エリア、23年度からの2期には追加で2エリアがオープンする予定です。約200万平方メートルある公園の中で、未利用地やもともと万博のパビリオン(展示館)が立っていた場所をリノベーションして、有効活用します。

11月に開園する「ジブリパーク」のメインエリアとなる「ジブリの大倉庫」の中央階段 ⒸStudio Ghibli
11月に開園する「ジブリパーク」のメインエリアとなる「ジブリの大倉庫」の中央階段 ⒸStudio Ghibli

どれくらいの来園者を想定していますか。

大村知事:スタジオジブリの作品は、世界にファンが多いキラーコンテンツです。入場は日時やエリアごとの予約制になっていますが、来場者数は1期に100万人、2期には180万人を見込んでいます。しかし、そんな数では収まりきらないだろうと今から期待をしています。国内向けの開園前内覧会にも数多くの応募がありました。

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