シリーズ
みずほ、迷走の20年

完結
全5回
-
#1
みずほは、なぜ企業体質を変えられなかったのか
みずほ銀行では、21年2月のシステム障害のあと、3月にも3件の障害が発生した。第三者委員会は「問題を抑止・解決するという姿勢が弱い」とみずほの風土を痛烈に批判した。失敗を恐れる体質、心理的安全性が低い組織になぜなってしま…
-
#2
みずほ発足の3行統合は、巨大な「B級」銀行を生んだだけ?
みずほは、第一勧銀、富士銀、興銀という3つの国内トップバンクが統合して発足した。世界の五指を目指した「強大な銀行」の実態は、経営危機をなんとか切り抜けた3行が合わさった巨大な寄り合い所帯にすぎなかった。発足当時の様子を、…
-
#3
竹中プラン、みずほがあえいだ巨額の不良債権処理
発足当初から多額の不良債権を抱えていたみずほは、当時の竹中平蔵金融担当相の「金融再生プログラム」(竹中プラン)によってさらに混迷を深める。みずほのさらなる苦闘を、『みずほ、迷走の20年』より抜粋のうえ紹介。
-
#4
みずほの度重なる企業統治改革 それでも経営に魂は入らず
みずほは度重なるシステム障害に加え、2013年には反社融資問題で当時の佐藤頭取が衆院委に招致される事態に。「ワントップ」体制への統治改革もあったが、不祥事は止まなかった。『みずほ、迷走の20年』より抜粋。
-
#5
みずほ・木原新社長が目指す先 萎縮した企業風土の行く末
みずほは、2022年2月より木原新社長を迎えた。「言うべきことを言わない、言われたことだけしかしない」(金融庁)という萎縮した企業風土の行く末は。『みずほ、迷走の20年』(日本経済新聞出版)より抜粋のうえ紹介。
おすすめのシリーズ
-
小田嶋隆の「ア・ピース・オブ・警句」 ~世間に転がる意味不明
「ピース・オブ・ケイク(a piece of cake)」は、英語のイディオムで、「ケーキの一片」、転じて「たや…
-
徹底予測2021年 底打ちか奈落か
日本経済の節目の年として幕を開けた2020年は、誰もが予想できない最悪の1年となった。すべての始まりはコロナ禍だ…
-
クルマ大転換 CASE時代の新秩序
総付加価値額が450兆円ともされる自動車産業の構造が変わり始めた。GAFAやEVスタートアップ、ソニーなどが新た…
-
不屈の路程
話題の経営者や気鋭の起業家はいかにして自らの経営を確立するに至ったのか。そこにたどり着くまでの道のりは決して順風…
-
菅野泰夫のズームイン・ズームアウト欧州経済
ロシアを足掛かりに、欧州経済・金融市場の調査を担当して、既に十数年の月日がたちました。英国の欧州連合(EU)離脱…
-
1000年企業の肖像
日本は創業100年以上の企業が多くあり、世界一の長寿企業大国として知られる。その中には創業1000年を超えると伝…
-
10 Questions
いま、世の中で起こっていること。誰もが知りたいと思っていること。でも、ちゃんと理解できていないこと。漠然と知って…
-
河合薫の新・社会の輪 上司と部下の力学
上司と部下が、職場でいい人間関係を築けるかどうか。それは、日常のコミュニケーションにかかっている。このコラムでは…
-
ファクトフルネス思考
「データを基に世界を正しく見る習慣」を紹介した書籍『ファクトフルネス』は、日本で90万部を超えるベストセラーとな…
-
大西孝弘の「遠くて近き日本と欧州」
日本の読者にとって欧州のニュースは遠い国々の出来事に映るかもしれない。しかし、少子高齢化や低成長に悩み、企業の新…
-
グルメサイトという幻
食べログ、ぐるなび、ホットペッパーグルメ──。外食店探しに欠かせない存在となったグルメサイトの地位が揺らいでいる…
-
フェルディナント・ヤマグチの走りながら考える
この度、故有りましてこの日経ビジネスオンライン上で、クルマについて皆様と一緒に考えていくナビゲーター役を仰せつか…
-
ファストリ、異次元の経営
コロナ禍の混乱からいち早く抜け出したファーストリテイリング。破綻が相次ぐアパレル業界にあって、なぜユニクロだけが…
-
テスラが仕掛ける電池戦争
日本でも2030年代半ばに新車販売でガソリン車をゼロにする方針が打ち出されるなど、各国の環境規制強化により普及段…
-
70歳定年 あなたを待ち受ける天国と地獄
従業員の希望に応じて70歳まで働く場を確保することを企業の努力義務として定めた、改正高齢者雇用安定法が2021年…
全8回