シリーズ
検証:出口戦略なき日本のコロナ対策

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ワクチン2回の陽性率、半数世代で未接種上回る 厚労省再集計で判明
新型コロナウイルスに関する厚生労働省の新集計で、ワクチンを未接種の人より2回接種済みの人の方が陽性者になる確率が高くなったとのデータが示された。同省が外部からの指摘を受けて「未接種者」の集計方法を見直したのをきっかけに、…
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コロナ対応見直しを専門家が提言、通常診療への移行に布石
新型コロナウイルスを通常医療で対応することなどを、新型コロナの対策分科会の有志が政府に提言した。陽性者数の全数把握をやめ、濃厚接触者も特定しないなどが主な内容。事実上、新型コロナを特別な感染症と扱わず、感染症法上の分類を…
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GMOが“脱マスク”に踏み切る半端ない危機感
IT大手のGMOインターネットグループが、いち早くオフィスでの“脱マスク”に踏み切った。新型コロナウイルス禍によるコミュニケーション不全で、社内の活力低下に危機感を募らせたからだ。ウイルスの重症化率が大幅に低下する中、素…
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コロナワクチン接種後死亡、遺族が集団提訴も 国は因果関係認めず
新型コロナウイルスのワクチン接種後に亡くなった人の遺族12人が、遺族会を結成した。遺族会にはさらに118人が加わる予定で、ワクチンと死亡との因果関係を認めるよう厚生労働省に訴えている。病理学的なデータが集まれば、国を相手…
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勇者か異端か 「コロナワクチン接種中止」へ声上げた550人の医師
「全国有志医師の会」という組織がある。訴えているのは、新型コロナウイルスワクチンの接種の即時中止だ。接種の副反応が疑われる死亡例が増加していることなどを受けて、全国の開業医らが集う。名を連ねる医師(歯科医師、獣医師を含む…
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コロナ対策、異論許さぬ社会生む健康至上主義 神戸大大学院國部氏
日本での新型コロナウイルスの感染拡大から間もなく3年。ウイルスが弱毒化の傾向を示し、重症化率が大幅に低下してもなお人々はマスクを手放せず、日常生活は2019年以前に戻っていない。欧米は22年に「アフターコロナ」に舵を切っ…
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ワクチン後遺症かも 極度のけん怠感や歩行困難、広がる専門外来
医療機関や自治体の間で新型コロナウイルスワクチンの後遺症が疑われる患者に対応する動きが広がっている。接種後極度のけん怠感や発疹、歩行困難になる人がおり、専門外来による診察や公費補助などが患者のよりどころとなっている。国の…
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#1
マスクや自粛はいつまで 出口戦略なきコロナ対策で傷む日本経済
ガラパゴス化した日本の新型コロナウイルス対策が、経済の大きな重荷となっている。各国が以前の生活を取り戻しつつあるのとは対照的に、日本では行き過ぎた規制が続く。政治がリーダーシップをもって終息宣言への道筋を示さなければ、国…
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#2
コロナ対策、行動制限に疑問符 ワクチン接種も異論相次ぐ
日本の新型コロナウイルス対策は感染者の数ばかりに目を奪われてきた。数が増えるたび行動制限や私権制限を繰り返してきたが、果たして効果はどれだけあったのか。ワクチンも短期間での3回目接種を打ち出し一定の感染抑止力はあったとみ…
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#3
コロナワクチン接種後、歩行困難に 専門家「国は因果関係調査を」
日本の国民の約半分が3回目接種を終えた新型コロナウイルスワクチン。だが、接種後に深刻な副反応に見舞われる人が相次いでいる。専門家からは「国は因果関係の調査をすべきだ」との声が上がっている。
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#4
コロナ患者の訪問診療医 マスクなし診察でも信頼得る行動力
兵庫県宝塚市で保健所からの委託を受けノーマスクで新型コロナウイルス感染患者の訪問診療を続ける医師がいる。それいゆ会こだま病院の児玉慎一郎理事長だ。訪問時には感染防護服も着用していない。マスクなしでも患者から信頼され、保健…
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