新型コロナウイルスのワクチン接種後に亡くなった人の遺族12人が、遺族会を結成した。遺族会にはさらに118人が加わる予定で、ワクチンと死亡との因果関係を認めるよう厚生労働省に訴えている。病理学的なデータが集まれば、国を相手取り集団訴訟を起こす考えも示した。今のところ厚労省は因果関係を認めていない。医学界からも解剖によって死因を調査すべきだとの声が上がる。ワクチン接種の「影」に光は当たるのか。
「子どもたちの成長を夫に見せられないと思うと悲しくて悔しい。国はワクチンが原因だったと認めてほしい」。20日、宮城県在住の須田睦子さん(34)は東京都内で開かれた遺族会の結成会見に出席し、すすり泣きながらこう訴えた。

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