日本の国民の約半分が3回目接種を終えた新型コロナウイルスワクチン。だが、接種後に深刻な副反応に見舞われる人が相次いでいる。厚生労働省への副反応死亡疑いの報告件数は2021年2月から4月半ばまでに約1600件に達した。専門家からは「国は因果関係の調査をすべきだ」との声が上がっている。

 長崎県在住で医療事務として働く30代の辻はるみさん(仮名)は、2021年3月8日、米ファイザー製の新型コロナワクチンを接種した。事前の情報が乏しいため漠然とした不安に駆られ、当日まで接種するか悩んだ。だが、医療従事者として「打って当然」のムードが広がるなか、拒否する選択肢は狭められた。

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この記事はシリーズ「検証:出口戦略なき日本のコロナ対策」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。