サウナ通なら誰もが知っているであろう業界のパイオニア企業がある。1947年設立の老舗、METOS(メトス、東京・中央)だ。ストーブなど機材の開発・製造からコンサルティング、サウナ室の設計までまさにサウナ業界のよろず屋で、本家本元であるフィンランドの関係者からも一目置かれる。熱した石に水をかけ蒸気を発生させる同国式「ロウリュ」や野外で蒸気浴を楽しむ「テントサウナ」を日本に広めた立役者でもある。

 サウナ愛好家の間で話題になっているオンライン上の全国地図がある。その名も「ikiマップ」。iki(イキ)?、と疑問に思うかもしれない。サウナに縁のない方にはチンプンカンプンだろう。

ファンからの要望で作られたikiマップ(写真:METOS提供)
ファンからの要望で作られたikiマップ(写真:METOS提供)
[画像のクリックで拡大表示]

 ikiはメトスが製造するサウナストーブの主力ブランドだ。フィンランド語で「永遠」を意味する。このikiが備え付けられているサウナ施設を地図上に落とし込んだのが先ほどのマップだ。

 なぜ、メトスはこのマップを作ったのか。「ikiがどこにあるのか知りたい」という要望が、サウナ愛好家たる「サウナー」たちから頻繁に寄せられていたからだ。日本最大のSNS型サウナ検索サイト「サウナイキタイ」でも、「ストーブはikiだった」「ikiの立派なのがある」とわざわざ書き込むユーザーは多い。一体、ikiの何がアツいのか?

ロウリュを楽しむための究極のサウナ

この記事は会員登録で続きをご覧いただけます

残り3637文字 / 全文4233文字

日経ビジネス電子版有料会員になると…

特集、人気コラムなどすべてのコンテンツが読み放題

ウェビナー【日経ビジネスLIVE】にも参加し放題

日経ビジネス最新号、10年分のバックナンバーが読み放題

この記事はシリーズ「現代の茶室、サウナ」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。