GEを理解するためのキーワード

  • 【シックスシグマ】不良品の発生を100万個当たり3.4個未満に抑える統計学を駆使した品質管理手法。米モトローラが開発し、GEは95年に導入、大幅なコスト削減を実現しただけでなく、顧客満足度や製品開発効率の向上を同社にもたらした。
  • 【インテグレーテッド・ダイバーシティー(統合された多様性)】金融サービス、航空機エンジン、テレビ放送など幅広い事業分野を抱えるGEにとって、個々の事業が単独で強いだけでは、その幅広い業態と規模の大きさを有効活用しているとは言えない。そこで、研究開発や品質管理、購買、企画などのマネジメント手法を徹底して共有し合い、相乗効果を生み出す。
  • 【ワークアウト(点検・除去)】無意味な会議や稟議、管理から社員を解き放ち、風通しがよく生産性の高い職場を作るための社内活動。通常、3日間連続の集合研修を通じて、業務の問題点を洗い出し、解決策を議論する。最後に業務の責任者に多数の解決提案をぶつける。責任者はその場で「賛成」「反対」「補足情報を求め、一定期間内に返答する」の3つの選択を迫られる。
  • 【バウンダリレス】職階による壁、事業・部署による壁を取り払った組織。情報や知恵を共有し、スピード経営を実現するための前提条件となる。
  • 【ストレッチ】高い目標を掲げること。従来の手法の延長では達成不可能な目標を掲げて、革新的な手法を生み出すことを狙う。
  • 【ラーニングカルチャー】社内外を問わず優れたアイデアを見つけ、吸収しようとする学習文化。ベストプラクティス(最も優れたやり方)を学び、ワークアウトなどを通じて組織全体で共有する。
  • 【ナンバー1・ナンバー2戦略】GEが展開するすべての事業は市場で1位か2位でなければならず、この目標が実現できない場合はすみやかに撤退する、という経営方針。「4位や5位の会社はトップがくしゃみをすれば肺炎になってしまう。自分の運命は自分でコントロールしなければならない」とウェルチ会長は言う。

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