「アイ・ラブ・ユー」を必ず伝える

上記とも関連しそうな質問です。「営業先とコンタクトする際に最適な頻度はありますか?」

天野氏:これも直接相手に聞きます。「さすがに毎日連絡されたら嫌ですよね」「週1くらいはいいですか?」「月1回くらいはいろいろご報告しますね」。そして「お忙しいときはもちろん返信不要ですので、お相手いただけるときはぜひよろしくお願いします」と伝えておきます。僕は社員に「アイ・ラブ・ユーを必ず伝えよう」と言っています。そのメッセージをどれくらいの頻度で受け取ってくれるかは相手次第です。

 以前、大企業の役員さんが「社長からです」とワインをくださったことがありました。大企業なので、役員さんが気を利かせただけで、「社長からではないだろうな」と思いましたが、僕は社長をCCに入れてお礼のメールを送りました。当然、社長からの返信はありませんでしたが、後から聞くと、社内の会議などで事あるごとに「これ天野さんの会社にお願いできないの?」と言ってくれているそうです。

 返事はこなくても、社長はメールに目を通していることが多いのです。相手の重要度がいつ上がるかは、タイミング次第。だから、連絡の許可だけいただいておくのがポイントです。そして、「いいよ」と言われたら、素直に連絡していいんです。

取引先の方の名前を“ど忘れ”した時は?

次は面白い質問です。「偶然お会いした方の名前をど忘れしてしまった場合、どのように対応されていますか?」。

天野氏:これもいろいろな方法があります。気の置けない人であれば、「普段何て呼ばれているんですか? 僕は天野という名字だからだいたい天野っちなんですけど……」と言うと、「俺はね……」と名前を言ってくれる場合があります。

 一方で、目上の方の名前を忘れてしまったら大変ですよね。オーソドックスな方法は「名刺が変わりましたので」といって名刺を渡す。最近なら、リアルだったかオンラインだったか分からなくなったと装って「あれ、前回お会いしたのはオンラインでしたっけ?」と言いながら名刺を渡す。これは今の時代に使いやすい方法です。

 ただ、リアルで会っていることが確実な場合もあります。そのような場合は、「Facebookのお友達申請をさせてもらっていいですか? お名前の漢字は難しいんでしたっけ?」などと言いながら、自分のスマホに打ってもらいます。またたいてい名前が入っているのでメールアドレスを聞くのもOKです。「僕、インスタグラムをやっているのでフォローしてください」と言うこともあります。どれを使うかはその方との関係性によって決めてください。

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