ロボットを活用した工場自動化を手掛けるロボットSIer(システムインテグレーター)に新星が現れた。Team Cross FA(チームクロスエフエー、略称TXFA)だ。幹事企業7社などでつくる企業連合で、仮想空間に現場を再現する「デジタルツイン」による生産工程の設計からネットワークや制御システムの構築まで丸ごと請け負う。息づくのは「公益を追求する目的を達成するために最も適した人材と会社を集め、事業を推進させる」という渋沢栄一の合本主義だ。

 イオン子会社で東海地方を地盤に食品スーパーを展開するマックスバリュ東海のデリカ長泉工場(静岡県長泉町)。総菜などを製造する4台のロボットが、金属バケットに入ったポテトサラダを取り出し、トレイに次々と盛り付けていく。

 従来は7人がかりだった作業にロボットを導入し、作業者は3人に減らした。ラインにはさらに追加のロボットも投入する予定といい、マカロニサラダなどほかの総菜でもロボットを活用できないか鋭意、検討中という。

ポテトサラダを決まった量ごとにロボットが盛り付ける(静岡県長泉町のマックスバリュ東海デリカ長泉工場)
ポテトサラダを決まった量ごとにロボットが盛り付ける(静岡県長泉町のマックスバリュ東海デリカ長泉工場)

 ロボットハンドの企画・製作はスタートアップのコネクテッドロボティクス(東京都小金井市)が担当。ハードウエア・ソフトウエアの両面で自動化ライン全体の設計や構築などを取り仕切ったのがTXFAだ。

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