トヨタ自動車、ソニーグループに次ぐ国内3位の時価総額を誇るキーエンス。2月1日に発表した2021年4~12月期の連結決算では、売上高と営業利益がともに同期間として3年ぶりに過去最高を更新した。新型コロナウイルス禍でもキーエンスが快進撃を続けられる理由はどこにあるのか。連載を通じて解剖していく。

■掲載予定 ※内容は予告なく変更する場合があります
(1)驚異の営業利益率55%、時価総額国内3位 キーエンスの強み(今回)
(2)「なぜ知っている?」 シェア獲得の武器は神出鬼没の営業情報網
(3)ロールプレー1000本ノックで鍛える営業力、囲い込みは「ダサい」
(4)接待飲み厳禁、シャツは白 キーエンスの掟12か条
(5)工場飛び出し商機発見、ローソンも飛びつくデータ分析ソフト
(6)三菱商事もソフトバンクも尻目 数字が物語る実力
(7)顧客すら知らない価値発見 キーエンスは現代の奇兵隊だ!

2021年4~12月期の連結決算で過去最高の業績を更新したキーエンスの本社(写真:今紀之)
2021年4~12月期の連結決算で過去最高の業績を更新したキーエンスの本社(写真:今紀之)

 キーエンスが2月1日に発表した2021年4~12月期の連結決算は売上高が前年同期比44.7%増の5453億円、営業利益が61%増の3024億円と3年ぶりに同期間の過去最高を更新した。最終利益は65%増の2184億円だった。

 けん引したのが海外市場だ。地域別の売上高で見ると、米州が49.9%、アジアが52.1%、欧州その他が56%増えた。山本寛明取締役経営情報室長は「販売の余地が大きい海外市場をさらに伸ばしていく」と述べた。21年4~12月期の海外売上高比率は59.7%で前年同期に比べ2.9ポイント上昇した。

営業利益率は「55.4%」

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この記事はシリーズ「解剖キーエンス 最強企業の“人づくり”」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。