駄言(6) 女性活躍推進
この方針が掲げられるうちは、まだまだ古い体質の会社だなぁと思っている。
(駄言辞典 74ページ)

 日本には女性活躍推進法という法律があり、女性活躍担当の大臣もいる。さらには女性活躍推進の基本方針を掲げる会社もある。そんなことをわざわざ宣言しないといけないのはよほどひどいのかな、と思うが[注]、ひどいのであろう。少しでも改善しようと考えて一歩踏み出していることをもって良しとするのか、本気ではないのではないか?などと邪推したりもするが、とにかく、どう評価すればよいか悩む言葉ではある。

[注]世界経済フォーラムの発表した「ジェンダーギャップ指数(男女平等指数)」では、日本は2021年で120位
駄言(7) 女性社員って、若いうちはすごく優秀で仕事できるのに、中堅以降になると子育てとかで減速して男性に抜かれるんだよね。だから若いうちに優秀でも女性は登用しにくい。(駄言辞典 91ページ)

 このような発言は実際に何度か聞いたことがある。「子育てで減速して」の言外の意味は、「組織内の諸活動に関わることができず」ということである。かつては、仕事を進めるための重要なスキルとして、事前にゴルフ場での根回しなどを通して上位者の了解をとることや、メンバー間と一緒に飲み交わして心を一つにする、というのがあった。このような場合、仕事と遊びの中間にあるような活動に時間を費やすことのできる人の方が圧倒的に有利だったのである。現在は、こういった仕事の進め方そのものを変えていこうとしている方が多数派だが、変えない方が良いと考えている人も当然ながらいる。

駄言(8) 女性管理職
管理職という言葉には「男性」という意味でもあるのかな?
(駄言辞典 73ページ)

 2020年7月の帝国データバンクの調査によると、女性管理職割合の平均は7.8%で、政府目標の「30%」を超える企業は7.5%とのことである。政府からの働きかけもあり、多くの会社が目標を設定しているものの、なかなか増えない。

駄言(9) 主夫?働いてないの?家事は仕事やないんやね・・・・(駄言辞典 185ページ)

 本ケースの小林管理担当役員は、鈴木さんに当社で大活躍してもらい、夫に主夫をしてもらえばよい、と軽口をたたいたに過ぎないが、実は重要な問題でもある。今のところ、女性の主婦は普通に認められるが、男性が主夫をすると世間の風当たりはきつい。他人の発言など気にしなければよいのだが、主夫をしている男性にはなかなか厳しい状況がある。

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