シリーズ
「当たり前」を疑え!ケースで学ぶコンプライアンス

23回
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口利きを副業にしても問題ない?
東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の元理事が賄賂を受け取ったとして逮捕された。元理事が、みなし公務員であったためだ。それでは民間企業同士の場合には問題はないのか。今回は、このコンプライアンス問題を考える。
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本当のことを言ったばかりに左遷されてしまった話
自社にとってマイナスな情報の報告を上司に上げたら、左遷されてしまった――。このような場面に遭遇した人も少なくないだろう。今回は、このようなケースのコンプライアンス問題を考える。
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顧問のひと声で意思決定がゆがめられる会社の問題とは?
会社の重要な意思決定に、すでに経営上の指揮命令系統から外れた長老の顧問が強く関与する組織がある。今回は、こうしたケースのコンプライアンス問題を考えてみよう。
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新規事業の責任者がコンプラ問題に追い込まれる理由とは?
新規事業を立ち上げた際、責任者には大きなプレッシャーがかかることになる。事業を成功に導くために、コンプライアンス問題に追い込まれることもある。今回は、コンプライアンス問題が起こる理由を考える。
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中止したら大損、実行したら法令違反―そのとき、あなたはどう動くか
消費者庁は、大手回転ずしチェーンが宣伝していた期間限定のすしを実際には販売しなかったのは「おとり広告」に該当するとして、措置命令を出した。今回は、おとり広告のコンプライアンス問題を考えてみよう。
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あなたを惑わす“キックバック”にご注意
取引先と共謀して、実際に上乗せした金額を自社に支払わせ、その増額分を受け取る行為を一般的には「キックバック」と言う。今回は、キックバックを行った場合のコンプライアンス問題を考える。
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「元の会社の社員の引き抜き」はコンプライアンス問題になるの?
転職した社員が、元の会社の部下や同僚を引き抜くというのは昔からよくある話だ。今回は、このようなケースのコンプライアンス問題を考える。
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過去に販促で成功したチラシのコピーが今では問題になることも
少子高齢化で市場の拡大が期待できない現在、どこの企業も販促活動に知恵を絞っている。その際、過去に成功した手法が今では違法行為になる可能性があることに留意すべきだ。今回は、景品表示法におけるコンプライアンス問題を考えてみよ…
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利益が足らないので、下請け企業に立て替えてもらうのはアリ?―下請法の観点から
利益が足らないのでを約束した上で、下請け企業に立て替えてもらうことを考える人がいるかもしれない。今回は下請法の観点から、こうしたケースのコンプライアンス問題を考えてみよう。
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会社の実情を口コミサイトに書き込んでも大丈夫?
今回は、企業の評判が掲載されている口コミサイトの書き込みについて考えてみたい。
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「奴らさえ なくなりゃ会社も 楽になる」~自社の裏金問題にどう対峙するか~
健全な組織でも、私利私欲を優先するような人間が上層部にいると悪の組織になってしまう恐れがある。このような状況に陥ったら、どうすればよいのか。
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社員の選挙運動はどこまで許容できる? 意外な盲点に要注意
2021年10月に衆議院議員選挙が行われた。案外知っていそうで知らないのが選挙に関するルールである。社内で選挙違反が起こることを防ぐためにも人事担当者は、このルールを押さえておくべきだろう。
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官僚への接待問題が頻発、お役人への接待はどこまで許される?
2021年9月にデジタル庁の幹部がNTTから接待を受けていた問題がマスメディアをにぎわせた。6月には、総務省が延べ78件の接待を受けていたことが判明したと発表している。今回は、公務員に対する接待問題を取り上げる。
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性差に対する「アンコンシャスバイアス」に気づこう!
近年、人事関係者の間で「アンコンシャスバイアス(無意識の思い込み)」というキーワードが注目されるようになった。多くの企業が人材の多様性を重視している一方で、無意識な思い込みから、それを否定するような言動が見られるケースが…
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製造業の大きな悩み、過去の「データ偽装」問題にどう対応するか
今回は、製造事業者でデータ偽装問題が起こる構造を解き明かすとともに、問題を終焉(しゅうえん)させるための道筋に迫る。
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テレワークが引き起こす、注意すべきコンプライアンス問題とは?
コロナ禍で数多くの企業がテレワークを導入した。今回は、テレワーク環境のコンプライアンス問題を論じよう。
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いわく付き社員が役員に就任、それこそが最大のコンプラリスク
法務部やコンプライアンス推進室が問題行為を洗い出し、ハンドブックを作って研修を重ねる――。こうしたコンプライアンス正常化の努力を無にしてしまうのが「役員人事」。不正取引の噂があるなど“グレー”な人物を役員に抜てきするのは…
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「心理的安全性」のない組織はコンプライアンス問題を起こす
最近、人事の専門家の間で「心理的安全性」が注目されている。コンプライアンス問題の発生を防ぐためにも、心理的安全性を高めることは極めて重要な課題だ。以下は、過去に排除措置命令を受けた企業において、同僚の行動を怪しいと思った…
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会議室と幹部のスケジュールを見ればインサイダー情報がわかる
2020年12月、大手ディカウント業者の前社長がインサイダー取引に関与していたとして逮捕された。「自分は株取引をやっていないから無縁」と考えている方も多いかもしれないが、思わぬところで当事者になる可能性もある。今回は、イ…
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接待で身を滅ぼさないための傾向と対策
2021年2月から3月にかけて、民間企業による官僚への高額接待の問題が相次いで報道された。今回は、接待で身を滅ぼさないための傾向と対策を論じよう。
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話題の経営者や気鋭の起業家はいかにして自らの経営を確立するに至ったのか。そこにたどり着くまでの道のりは決して順風…
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河合薫の新・社会の輪 上司と部下の力学
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大西孝弘の「遠くて近き日本と欧州」
日本の読者にとって欧州のニュースは遠い国々の出来事に映るかもしれない。しかし、少子高齢化や低成長に悩み、企業の新…
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グルメサイトという幻
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テスラが仕掛ける電池戦争
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70歳定年 あなたを待ち受ける天国と地獄
従業員の希望に応じて70歳まで働く場を確保することを企業の努力義務として定めた、改正高齢者雇用安定法が2021年…
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