チームの士気を下げる人たち

 営業部長として異動してきた最初の期で予算を達成した駒田部長。部下たちを労うべく、パーティーを開いたが……。

駒田:みんなが頑張ってくれたおかげだ、ありがとう!!

 浮かれる駒田の視線の端に、浮かない顔の社員が。

社員J:何だかシラける……。別に達成感なんてないし。

 気になった駒田が声をかける。戸惑う社員。ためらいながらも、少しずつ話し始める。聞けば、パーティーに参加していない数人のメンバーが、日ごろから不平不満ばかり言っているという。

「会社は何もしてくれない!」
「頑張っているのに認めてくれない!!」
「困っているのに誰も助けてくれない!!!」

(イラスト:平戸三平)
(イラスト:平戸三平)

 事あるごとに会社や仲間の陰口を言い、時には人の足を引っ張ることもあるのだとか。彼らの個人目標は「未達」なので、好成績を上げている仲間を妬んでいる。そのためチームのムードは悪くなり、士気も低下している。最近では、転職を考えているメンバーもいるという。チームがそんな状態ならば、目標をクリアしても達成感が得られなくて当然だろう。

駒田:そんなことになってたのか……(汗)。

社員J:部長のリーダーシップにも疑問符が付けられていますよ。

駒田:そんな! あいつら……、許せん!

 そこへ突然、現れたインスパイアマン。

駒田:インスパイアマン! 助けに来てくれたのか!

インスパイアマン:いや、違う。

駒田:え? だって、ヒーローなんでしょ??

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