企業の成長には採用と教育が欠かせない。髙田氏との面接では自己表現力をみる「一発芸」が恒例だった。「テレビショッピングに出演しながらも多忙でテレビを見る時間がなかった」日々を振り返る。

新型コロナウイルス禍が3年目に入り、世界の感覚は少しずつ変わってきた印象があります。第7波の動向や4回目のワクチン接種も気になりますが、日本でも共存するところに来ていると思います。心配なことや不安なこともあると思いますが、自分の力で変えられないことに悩みすぎるよりも、自分の力で変えられることに集中し、少しでも前に進んでいければと思います。
ロシアのウクライナ侵攻は一刻も早く終わってほしいと思いながら毎日、ニュースを見ています。そんな中、皆さんはケニアのキマニ国連大使が3月の国連安全保障理事会の緊急会合で行ったスピーチをご存知ですか。
キマニ氏が語った「この状況は、私たちの歴史と重なります。ケニア、そしてほとんどのアフリカの国々は、帝国の終焉(しゅうえん)によって誕生しました。私たちの国境は、私たち自身で引いたものではありません。ロンドン、パリ、リズボンといった遠い植民地の本国で引かれたものです。現在、アフリカの全ての国の国境線をまたいで、歴史的、文化的、言語的に深い絆を共有する同胞たちがいます。独立する際に、もし私たちが民族、人種、宗教の同質性に基づいて、建国することを選択していたのであれば、この先何十年後も血生臭い戦争を繰り広げていたことでしょう。しかし、私たちはその道を選びませんでした。私たちは既に受け継いでしまった国境を受け入れたのです」(抜粋)という言葉、皆さんはどう感じられますか? 現状を受け入れ、その先の平和を見据えた考え。私はまさにその通りであり、素晴らしい演説だったと思います。
面接では仕事への意欲を見ていた
4月は入社式、入学式のシーズンです。ジャパネットたかたが入社式を行うようになったのは、20〜30年ほど前のことです。新卒採用自体はカメラ店だけだったときに地元の高校生を3人ほど採用したのが最初でした。
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この記事はシリーズ「ジャパネット創業者髙田明「今を生きる」経営」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。
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