華道、茶道、柔道、剣道……「書く」を究めて文道へ

藤吉:人生の多くの時間を、「書くこと」に費やしてきたこともあって、学校で習えなかった「書くノウハウ」あるいは「言葉の力の使い方」を、それを必要とする人に伝えていきたいと思うようになりました。「書き方や、書く楽しさを伝えていきたい」という思いを持って、会社を立ち上げることにしたんです。その際、真っ先に思い浮かんだのが、「大愚住職に社名をつけていただく」ことでした。住職であれば思いをくんで、さらに飛躍できる社名をつけてくださるのではないかと。

大愚和尚:「文道(ぶんどう)」という名前をお渡ししたとき、どんなことを思われたのですか?

藤吉:住職は、「文道」という社名の中に「文ハ 是(こ)レ 道ナリ」のメッセージを込めてくださいました。「文」とは「書く」こと。「道」とは「人生」「道徳、道理」のこと。文道とは、「書くことは、人生そのものである。書くことは、人がふみ行なう道徳・道理である」という意味です。

 社名は、まさしく僕たち自身です。「文道の藤吉です。文道とはこういう意味です」とセットにすれば、僕たちの思いを簡潔に伝えることができます。ですからセミナーの後には、必ず社名の意味を伝えるようにしているんです。僕自身も、そのたびに基本に立ち返ることができます。

大愚和尚:名前をつけるときには、文字と音、意味、字に書いたときのバランスを考えます。あとは誰でも読めることですね。茶道でも華道でもそうですけど、日本のお家芸といわれるものには、この「道」という字がついている。これはもともと、生き方や真理に向かっての道を表す、仏教の言葉なんですね。

藤吉:「文道」という名前に応えられるように、言葉とその奥にある思いを大切にしていきたいと思います。そしてそれを、多くの人に伝えていくことが、僕にとっての役割、道なのではないかと感じています。

藤吉氏(左)と大愚元勝和尚(福厳寺本堂にて)
藤吉氏(左)と大愚元勝和尚(福厳寺本堂にて)

(構成:黒坂真由子)

雑談、会話、リモート会議、説明、説得、
プレゼン、営業トーク、ほめ方、叱り方……
「うまく話せない」「伝わらない」が一発解消!

100冊分の「絶対ルール」をランキング形式で一挙公開!

第1位 会話は「相手」を中心に
・「自分の言いたい話」より、「相手の話したい話」をする
・人は「自分の話を聞いてくれる人」と話したい

第2位 「伝える順番」が「伝わり方」を決める
・誰でも「結論」から話し始めると、誤解なく、記憶に残る伝え方ができる
・冒頭で興味をそそり、食いつかせるには?

第3位 話し方にメリハリをつける
・「文末まではっきり話す」だけで納得感が爆上がり
・心を動かす「間」の取り方

好かれる人、仕事ができる人の、「感じが良くて、信頼される」話し方を、 最短ルートで身に付けましょう。

この記事はシリーズ「リモート時代に「会って、話す」ということ」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。