次に、我々はこれらの分野でインパクトを創出するために、企業が利用できる様々な手段を検討した。その結果、（1）企業が開発・販売する製品やサービス、（2） 対象とする顧客層、（3）オペレーションの変化、（4） 利益の使い道、という4つの重要な手段を特定した。

　以下では、これら4つのインパクト領域の概要、ESGやインパクト投資という従来の概念との関連性を明らかにし、それぞれについて既存の企業パフォーマンス評価ツールの紹介を行う。

この記事は会員登録で続きをご覧いただけます

残り3359文字 / 全文5315文字

日経ビジネス電子版有料会員なら

人気コラム、特集…すべての記事が読み放題

ウェビナー日経ビジネスLIVEにも参加し放題

バックナンバー11年分が読み放題

登録会員（無料会員）と有料会員の違い

この記事はシリーズ「From MITスローンマネジメントレビュー」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。