「65歳以上の100人に1人が新型コロナウイルスで死亡」。米国に今、厳しい現実が突きつけられている。非難の的となっているのがブースター接種(追加接種)の決断が遅れたジョー・バイデン政権だ。2020年の大統領選でバイデン氏に票を投じた米国民は22年、中間選挙でどんな決断を下すのか。

バイデン氏の21年11月の支持率は42%で、不支持の55%を下回った(写真=Pool/ABACA/共同通信イメージズ)
バイデン氏の21年11月の支持率は42%で、不支持の55%を下回った(写真=Pool/ABACA/共同通信イメージズ)

 「バイデン政権がレームダック(死に体)となる可能性は十分にある」。こう話すのは日系大手商社の幹部だ。就任2年目を迎えるバイデン大統領は国内に数多くの課題を抱え、人気も失墜している。米ギャラップによると、21年11月の支持率は42%で不支持の55%を下回った。「このままだと中間選挙で上、下院ともに過半を共和党に奪われる可能性が高い」と前出の幹部は話す。

 転換点は21年夏だった。新型コロナのデルタ型の米国上陸で感染が再拡大。6月初旬に1万人程度だった7日間平均の新規感染者数は8月初旬に10万人を超えた。

「後手」が招いた失態

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