1本だけ選ぶ場合に適した投資信託

 初心者の方からは、「複数の投資信託を組み合わせるのは難しい」「面倒」という声を耳にする。まずは1本で世界の株にまとめて投資できる、幅広く分散された商品を購入したいという場合には図表2の①の選択肢になる。

 あるいは、すでに日本株(個別株や日本に投資する投資信託)を保有している場合には、日本を除く世界株に投資する投資信託や先進国株に投資する投資信託だけを積み立てていくという選択肢もある。図表2の②と③の組み合わせを参照してほしい。

 同じ株価指数に連動するインデックス投信がたくさんある場合には、「運用管理費用(信託報酬)が相対的に低い(過去に引き下げ実績があるとなおよし)」「純資産総額が安定的にふえている」という観点で選ぼう。

 ここではインデックス投信の例を挙げたが、一部、アクティブ投信(銘柄を選択して指数を上回る成果を目指す投資信託)もつみたてNISAの対象になっている。運用理念や投資先の企業を選ぶプロセス、運用実績などを調べた上で、共感・納得できる投資信託があればそれも選択肢になる。交付目論見書や月次リポートをしっかり読んだり、投資信託の説明会(動画・対面の説明会)があれば聴講・参加したりするとよいだろう。

知らないと損!
制度のキホン、活用から出口まで、
あらゆる疑問に答える

 投資の利益にかかる税金がゼロになるNISA(少額投資非課税制度)。株や投資信託を購入する個人投資家は、ぜひ活用を考えたいお得な制度だ。現在利用できる3つのNISA、「つみたてNISA」「一般NISA(新NISA)」「ジュニアNISA」について、制度改正を踏まえてQ&A方式を中心に解説。
 セミナーなどで個人投資家から多くの質問を受けてきた著者が、よくある疑問を厳選し、NISAについてぜひ知っておきたい情報をわかりやすく解説する1冊。

竹川美奈子(著) 日本経済新聞出版 1650円(税込み)

この記事はシリーズ「いよいよボーナス!非課税のNISAで賢く投資」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。