銀行は、投資のリターンを配当でもらうのではなく、短期融資の利息がもらえれば十分だとしたのです。

 そして10年後、20年後にその会社が大きくなったら、株価が上昇して莫大な利益が得られる。これがメインバンクシステムの仕組みです。

戦後のどさくさで生まれた新興国型モデル

 これを可能にしたのが、人口が毎年100万人ずつ増えていくような日本の人口動態でした、終戦時の1945年に7500万人だった日本の人口は、1991年にバブルがはじけるまでに5000万人も増えたわけです。今は年に40万人ほど減っていますから、まったく社会の構造が違う。

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