ハンガーのQRコードを読み込んで表示された商品画面(写真:後藤文俊)
ハンガーのQRコードを読み込んで表示された商品画面(写真:後藤文俊)

 まず、陳列されている商品(サンプル品)を見て、気に入って試着したいと思ったら、ハンガーに付いているQRコードをスマートフォンで読み取ります。するとアマゾン・スタイルの商品ページに飛び、その商品のレビューや価格(帯)、店舗に在庫があるカラーやサイズが確認できます。そして「試着します(Try on)」、または「購入してピックアップします(Send to Pickup)」のどちらかを選びます。

試着室の中でもレコメンドされる

服のサイズやスタイルの好みを尋ねる「スタイル・サーベイ(Style Survey)」の画面(写真:後藤文俊)
服のサイズやスタイルの好みを尋ねる「スタイル・サーベイ(Style Survey)」の画面(写真:後藤文俊)

 ここで「試着します」を選ぶと、次に、「車椅子でも利用しやすいよう配慮された試着室が必要かどうか」を聞かれます。それに答えると、次に服のサイズやスタイルの好みを尋ねる「スタイル・サーベイ(Style Survey)」が始まります。具体的には、男性・女性の別をタップし、トップス(XS~XXLなど)やボトムズ(ウエストと股下)、靴、それぞれのサイズをフィート、インチ、もしくはセンチメートルで入力します。

 筆者がここまで入力したところ、次に、「どのライフスタイルでレコメンデーションを受けたいですか」と聞かれ、「アスレジャー」「カジュアル」「ビジネス・カジュアル」「ナイトアウト」から選択する画面が出てきました。

利用者の身長と体重を入力する画面(写真:後藤文俊)
利用者の身長と体重を入力する画面(写真:後藤文俊)

 選択を終えると、ここまでの入力項目を「登録し、続ける(Save and Continue)」のボタンが出るのでタップ。すると、画面に表示される「おすすめアイテム」について、「好き(I'd wear it)」か「嫌いか(Not for me)」を選ぶ画面になりました。

 15種類のアイテムついて「好き、嫌い」を選ぶと、身長と体重を入力する画面になります。入力し終えると、試着室が用意できるまでの時間を示すステータスバーが表示される商品ページに戻ります。

 初回は入力項目が多く煩雑ですが、事前にアプリからファッションの好みなどを登録しておくこともできます。手間が省ける上に、服を試着する部屋(試着室)に設置してあるタッチスクリーンで、アマゾンがお薦めする商品が映し出される(レコメンデーションされる)ようになります。

 こうした準備をした上で、店の中から試着したい商品を決め、そのQRコードをスマートフォンで読み込むと、「番号◯◯の部屋の用意ができました。商品1点をお部屋にご用意し、10分間ホールド(確保)しておきます」という表示が出ます。これを見て、指定された番号の試着室へと向かい、「試着室を解錠する(Unlock your room)」ボタンを押し、試着室に入るという流れです。

店舗の2階に並んでいる試着室(写真:後藤文俊)
店舗の2階に並んでいる試着室(写真:後藤文俊)

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