では今後、こうした状況は変わるのか。それを考える一助として、アルディを題材に、ディスカウントスーパーの独特な運営方式について見ていくことにしましょう。

 米国にあまたあるスーパーの中でもアルディは、ローコスト経営を最も徹底している店として知られています。1万4000平方フィート(約400坪)ほどの店舗で約1500アイテムを取り扱い、その9割がプライベートブランド(PB)商品であることが特徴です。

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この記事はシリーズ「後藤文俊のシン・店舗 in USA」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。