大塚グループは、3代目社長の大塚明彦が先導して70年代から開発してきたポカリスエットをはじめとする「健康の維持・増進に貢献する製品」が、まさにこれに合致するとして、消費者向けの製品事業をニュートラシューティカルズ事業と呼んできた。忙しいときでも必要な栄養素をバランス良く摂取できる「カロリーメイト」や、食物繊維が補給できる「ファイブミニ」、植物性タンパク質である大豆粉を使った栄養補助食品「SOYJOY(ソイジョイ)」――。いずれも他社にはない大塚ならではのイノベーション力で生み出した製品群だ。

 「時代によって社会課題や健康課題が変わっていく。だが、ヒトのカラダの組成は変わらないので、基本となるエビデンスの応用が可能である」

故・大塚明彦氏
故・大塚明彦氏

 2014年に逝去した明彦は生前、こう語っていた。大塚グループが自社のDNAとして挙げる言葉に、「実証」「創造性」とともに「流汗悟道(りゅうかんごどう)」がある。仏教の言葉で「自ら汗を流し実践して感じることの中に本質がある」という意味だという。「汗の飲料」を目指したポカリスエットの開発で、世界各地で人々の健康に資するニュートラシューティカルズ関連に事業の神髄を見いだした大塚グループは今年、創業100周年の節目を迎えた。

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