貯蓄商品には手を出さない

4 貯蓄商品

 貯蓄商品は視野に入れないほうが無難です。「手数料が高く、積み立てや運用に回るお金が少ない」仕組みだからです。保険料を外国債券や投資信託で運用する「外貨建て保険」「変額保険」は特に手数料が高いので、貯蓄・運用目的での利用は厳禁と書いておきます。

 例外としては、明治安田生命「じぶんの積立」があります。5年間、保険料を積み立て、さらに5年間据え置いて、解約すると払戻率103%が約束されています。

 お金の増え方に魅力は感じませんが、元本割れ期間がないので、生命保険料控除目的での利用はありでしょう。

5 相続対策のための保険

 一生涯の死亡保障がある「終身保険」は相続対策に有用です。遺産分割・納税資金準備・節税のいずれにも使えます。具体的にはソニー生命の変額終身保険「バリアブルライフ」を基準に比較検討するといいでしょう。保険料が安いからです。

 以上、検討に値する民間の保険は極めて限られている、とまとめておきます。
 「筆者が加入している保険」については、8回目に書きます。

「医療保険やがん保険は、ギャンブルより損が出やすい」「貯蓄性がある保険は、お金が増えにくい」――。

「高額商品」であるにもかかわらず、生命保険はその中身が分からない「ブラックボックス」だ。保険の有料相談を行う保険コンサルタントである後田亨氏が、具体的な商品を取り上げながら、生保のカラクリを明らかにして好評を博した同名書の最新版。「結局、その保険に加入するのは得なのか?」が分かり、「いつの時代にも通用する根本的な保険との付き合い方」を学ぶことができる1冊。

後田亨(著) 日本経済新聞出版 1650円(税込み)

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