シリーズ
ニッポンの活路

-
「『体験教育』で子どもの好奇心取り戻せ」 きのくに学園長
AI(人工知能)やデジタル技術の進展で社会が変容するなか、型破りな思考力や創造性を発揮する人材をどう育てるかは大きな課題だ。従来の詰め込み型や同質的な学習カリキュラムではなく、常識にとらわれない柔軟な教育が求められている…
-
「中年格差」是正へ再チャレンジの機会を 京都女子大・橘木氏
バブル経済が崩壊した後の1993~2005年に社会に出た「就職氷河期世代」が今もなお経済格差に苦しんでいる。人は生まれる時期を選べない。にもかかわらず、一度失敗してしまうと、浮上のきっかけをつかめない。「再チャレンジでき…
-
伊藤忠商事・石井社長「縦文化をぶっ壊せ」 ファミマはDX実験場
新型コロナウイルスの感染拡大から3年目を迎える日本。危機対応の時期は過ぎ、経営者はコロナ禍で浮き彫りになったデジタル化の遅れなど課題解決と事業の再構築に本格的に取り組むことになる。コロナ禍でも業績を伸ばし、2022年3月…
-
日本電産・永守氏「困難も混乱もむしろ好機」 問われる経営者の意志
新型コロナウイルス禍による落ち込みから日本経済は本格回復できるのか。再成長のために経営者は何をすべきか。2021年11月に自身の生き方、経営に対する考え方をまとめた『成しとげる力』(サンマーク出版)を出した日本電産の永守…
-
駅チカから豊かさへ 「土間」を復活させて快適に暮らそう
新型コロナウイルス禍で在宅勤務が恒常化し、暮らしを見つめなおす機会が増えている。海外には行けないが、足元の生活を豊かにしようと家に土間やサウナをつくるなど新たな楽しみを見つける人も。リノベるの山下智弘社長にニューノーマル…
-
不確実な時代、トップダウンで流れを決めよ ルネサス再建の鶴丸氏
半導体大手ルネサスエレクトロニクス元社長の鶴丸哲哉氏。同社が経営不振に陥っていた2013年に社長に就いてから21年3月に会長を退任するまで、8年にわたって経営再建に奔走し、復活へと導いた。今、世界の経営者は先が見通せない…
-
洪水の確率は2倍に? カーボンニュートラルは「文明の転換」
「一種の文明の転換だと思う」。長年、気候変動問題の研究に従事し、国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の報告書作成にも携わってきた茨城大の三村特命教授は、世界がカーボンニュートラル(炭素中立)に向けて動きを加速し…
-
協力金無き外食業界は優勝劣敗進む 「塚田農場」のエー・ピー社長
2021年9月末の緊急事態宣言解除後、営業時間や酒類提供の通常化によって日常を取り戻しつつある外食業界。一方で、長引いた自粛生活によって消費者の外食に対する意識や市場環境は一変した。コロナ後の業界を外食関係者はどうみるの…
-
サントリー新浪社長「失われたアニマルスピリッツ 壮年層に期待」
新型コロナウイルスの変異型「オミクロン型」の出現で、コロナ禍の収束に向けた見通しの不透明感が増してきた。サントリーホールディングスの新浪剛史社長は、この年末年始に感染拡大を抑え込むことの重要性を説く。欧米に比べて経済の回…
-
日本経済は希望に満ちている、「創造力のブレーキ」を外せ
もはや経済学や経営学など従来のアプローチで日本経済の活路は見いだせないのではないか。そう考えた記者は「デザイン思考」を創始した米IDEO東京オフィスの門をたたいた。
-
シミック中村会長CEO「コロナ禍は日本の医薬品業界の転機に」
医薬品の開発や製造を受託する事業を手掛けてきたシミックホールディングス。創業者の中村和男会長CEO(最高経営責任者)は、コロナ禍での日本のワクチンの開発や接種の動きをどう見たのか。ワクチン接種歴を管理するスマホアプリの提…
-
コロナ禍で深刻化、「ネットいじめ」なき社会をどうつくる
コロナ禍で外出する機会が減った分、小中学生の「ネットいじめ」が増えた。自殺者も出ており、親の心配は募るばかり。サイバー犯罪捜査の草分け的存在に対処法を聞いた。
-
小林経済安保相「半導体は政府も支援、企業はもっとリスクを取ろう」
小林鷹之・経済安全保障担当大臣は、先端技術の研究・開発において「日本企業はもっとリスクが取れる」と指摘する。イノベーションは、経済と安全保障を下支えする土台だ。「チャレンジすることが大事。失敗を恐れることなく、真に必要な…
-
政府クラウドにAWSとグーグルは歓迎 日本のITはルビコン渡れ
ソフトウェア協会副会長の田中邦裕氏は1996年にさくらインターネットを起業し、ネット業界に身を置きながら、国のIT化の行方を見つめてきた。2021年9月に発足したデジタル庁や、日本のIT業界が抱える課題について聞いた。
-
真山仁「命懸けで得られる民主主義の価値を日本人は知るべきだ」
「民主主義は命懸けで手に入れるもの」。軍事政権下の国家を舞台にした小説『プリンス』の著者である真山仁氏はこう語る。日本人は民主主義の価値を理解していないと批判する。
-
小林経済安保相、日本の独立と生存に“経済安保”が不可欠な理由
岸田文雄政権が新たに設けた「経済安全保障担当大臣」に就任した小林鷹之氏に聞いた。大臣として最も重視するのは「基軸をつくること」。経済安全保障で目指すのは「我が国の独立と生存及び繁栄を経済面から確保すること」これを実現する…
-
USJ再生の森岡氏「失敗を恐れるな リソースの3割を新事業に」
株式会社刀の代表取締役CEO(最高経営責任者)、森岡毅氏はユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)を再生させた敏腕マーケターとして知られている。高度成長期の財産で生き残っている日本企業に挑戦せよと説き、経営戦略としての…
-
ANA発の新興、アバターで“瞬間移動” 働き方も観光も変える
新型コロナウイルスによる渡航制限により大打撃を受けているのがエアラインだ。コロナ禍のさなかの2020年4月にANAホールディングス(HD)からスピンアウト(分離・独立)したavatarin(アバターイン、東京・中央)は、…
-
室伏スポーツ庁長官「身体感覚を研ぎ澄まし、野性の力を鍛えよ」
日本の企業や社会が再び競争力を取り戻すためのヒントを探るインタビューシリーズ「ニッポンの活路」。今回は陸上競技のハンマー投げ選手として2004年アテネ五輪において、陸上・投てき種目でアジア史上初の金メダルを獲得した室伏広…
-
元ネスレ高岡氏「顧客の問題が見つかれば、5倍の価格でも売れる」
生え抜きの日本人社員として初めてネスレ日本の社長兼最高経営責任者(CEO)に就任し、スイス本社から「ジャパンミラクル」と称賛されるほど同社を急成長させた高岡浩三氏。現在は「ビジネスプロデューサー」として日本企業の変革を支…