シリーズ
ニッポンの活路

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日本のITは「江戸末期」 まずは試行錯誤認める環境づくりを
筑波大学在学中に独立行政法人情報処理推進機構(IPA)から「天才プログラマー」の認定を受けた登大遊氏。自らが開発したVPN(仮想プライベートネットワーク)サービス「SoftEther(ソフトイーサ)」で起業を果たしただけ…
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スノーピークのローチェアとたき火台、会議に効能アリ
自分の机とは別に、オフィスの高層階に、誰もが気軽に立ち寄れるコ・クリエーション・スペースをつくって、そこにスノーピークのキャンプ用ローチェアを並べ、真ん中にたき火台を置きました。
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「自分の子どもに働いてほしい日本企業」のつくりかた
スノーピークは広告宣伝費はほぼ使っていませんが、16期連続で増収を達成しています。コロナ禍においても新規顧客を大きく伸ばし続けました。自社の存在意義というものを、ずっと考え続け、それを世の中に打ち出してきたからだったと思…
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コロナ禍の外食「失敗が強さを磨く」、中古厨房機器のテンポス社長
新型コロナウイルス第6波に伴う「まん延防止等重点措置」が3月21日に全面解除されたが、外食業界は五里霧中だ。中古厨房機器販売のテンポスバスターズやステーキのあさくまなどを手掛けるテンポスホールディングスの森下篤史社長は「…
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経団連がユニコーン100社目標 「サークルを会社に変える」仕組みを
世界でスタートアップの育成競争が激しさを増している。米国と中国の2大国に加え、英国やインド、イスラエル、韓国などがエコシステム形成に注力している。日本でも、経団連が企業価値10億ドル以上の未上場企業「ユニコーン」を5年後…
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猪瀬直樹氏「同調圧力に負けず、日本のために行動する『変人』が必要」
人口減が進み、コロナ禍に苦しむ現在の日本を作家で元東京都知事の猪瀬直樹氏はどう見ているのか。猪瀬氏は気候変動という大きな社会問題を解決するビジネスが成長の鍵を握ると主張する。
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辺境の地になった日本 生き残る道は世界の“古都”
ノンフィクション作家の高野秀行氏は「日本は世界の辺境になった」と指摘する。高野氏はグローバリゼーションの潮流の及ばない地を求めてアジアやアフリカ、南米の辺境を歩いてきた。その経験から見えてくる、日本の進路とは。
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デンソーやVAIOがお手本 日本勢は製造現場の「知恵」を売れ
中韓勢や新興国の台頭で低価格競争に巻き込まれている日本の製造業。デジタル化の動きもあってQCD(品質、コスト、納期)でもグローバルな競争力が低下している。だが、ものづくりの現場のノウハウや技術は日本になお強みが残っており…
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猪瀬直樹氏「“虫けら”と思われても戦った日本人はどこにいった」
『ミカドの肖像』や『日本国の研究』といった著作で日本という国の本質に鋭く迫り、首都のトップとしてこの国の課題に向き合った作家で元東京都知事の猪瀬直樹氏。人口減が進み、コロナ禍に苦しむ現在の日本を猪瀬氏はどう見ているのか。…
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東日本大震災から11年 「復興支援のともしび消さない」
3月11日、津波などで1万5900人が亡くなった東日本大震災の発生から11年。政府が主催し国立劇場(東京・千代田)で毎年開催してきた東日本大震災の追悼式は、今年から行われない。ウクライナ危機もあり、命の大切さについて改め…
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職場の女性差別、原因は「おっさん粘土層」の無意識 上野千鶴子氏
「ジェンダーギャップ指数2021」で日本は156カ国中120位。背景には長年断ち切れない悪循環がある。ジェンダー問題が専門の上野千鶴子東京大学名誉教授は企業の「経済合理性の欠如」が問題だと指摘する。
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日本の科学技術は昔の栄光頼み 若手鍛え、複合的な課題解決目指せ
日本の研究開発力の低下が指摘されている。文部科学省の科学技術・学術政策研究所の調べによれば、論文の生産に関する日本の世界ランクは2000年代半ばから質・量の両面で徐々に低下している。国の競争力にもつながる研究開発における…
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「妄信的な施策でロイヤルティーは築けない」、早稲田大・木村達也教授
新型コロナウイルスの流行は外出の自粛やオンラインサービスの利用など消費者の行動に変化をもたらした。一方、コロナ禍で国内の出生数は過去最低を更新し、人口減少に拍車がかかっている。アフターコロナに向けて、企業はどのように消費…
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「コロナに苦しむ沖縄観光、復活の条件」トランスオーシャン航空社長
急拡大したインバウンド需要の恩恵を受けた沖縄は、その分新型コロナウイルス禍による打撃も大きかった。「沖縄の翼」、日本トランスオーシャン航空の青木紀将社長は従来の観光業界が抱えていた課題がコロナ禍によって色濃く浮き上がった…
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三浦瑠麗氏「激化する米中対立、日本は複雑さを受け入れるべきだ」
米中貿易摩擦の長期化はグローバルサプライチェーンに大きな影響を及ぼし、企業と社会の重大な懸念材料となっている。2021年10月に発足した岸田文雄内閣は「経済安全保障戦略」策定を掲げるなど安全保障の範囲が経済分野に拡大する…
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DV・児童虐待が過去最多、「家の間取りに問題あり」
コロナ禍で家にいる時間が長くなり、家庭内で暴力を受けている被害者が一層追い詰められている。長崎の小さな工務店の経営者が「家の間取り」という視点から解決策を語る。
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東大でも安心できない時代、4足でも5足でも「わらじ」を履こう
「米国の大企業は新興企業よりも遅いが、変わる。日本企業もしがらみを断ち切って生産性を上げるべきだし、新しいテクノロジーをうまく活用して付加価値の高いビジネスを生み出すべきだ」と、KADOKAWAの夏野剛社長は力説する。
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夏野氏「はんこは氷山の一角、古いままの日本の仕組みを壊そう」
KADOKAWA社長で内閣府規制改革推進会議議長を務める夏野剛氏に、日本が抱えている問題点と規制改革の意義、成長するためのポイントを聞いた。「新しいテクノロジー(技術)に合わせて戦い方をどう変えていくか、社会の仕組みをど…
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乗り放題タクシーのウィラー代表「KDDIと協業、無料送迎も」
高速バス事業で急成長したWILLER(大阪市北区)が、KDDIと合弁でエリア定額乗り放題サービス「mobi(モビ)」の本格展開を始めた。アプリで乗り合いタクシーを呼び出し、半径2km圏内の移動が自由にできる。30日間乗り…
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「海外企業のM&Aを良い外圧に」ホワイト&ケースの宇佐神弁護士
2021年はコロナ禍からの経済回復を追い風に、日本のM&Aの件数が過去最多を記録した。中でも注目を集めたパナソニックによるブルーヨンダーの巨額買収と、米決済大手ペイパル・ホールディングスによるペイディの買収に助言したのが…