あなたの会社は「エシカル」ですか――。「倫理性」を意味するエシカル(ethical)が、企業経営や人々の消費行動の新たな評価軸として浸透しつつある。国連が掲げる持続可能な開発目標(SDGs: Sustainable Development Goals)や、産業界で広がるESG(環境・社会・企業統治)経営とも親和性が高く、企業に人権、環境などを巡る社会問題の解決への貢献を促す。最近は「エシカル就活」という言葉も生まれた。だが、「北欧を中心に世界はもっと先行している」と一般社団法人エシカル協会(東京・渋谷)の末吉里花代表理事は言う。企業経営に何が求められているのか。

<span class="fontBold">末吉里花(すえよし りか)氏</span><br />慶應義塾大学総合政策学部卒。一般社団法人エシカル協会代表理事兼日本ユネスコ国内委員会広報大使。東京都消費生活対策審議会委員、日本エシカル推進協議会理事、日本サステナブル・ラベル協会理事なども務める。TBS系の情報番組『世界ふしぎ発見!』のミステリーハンターとして世界各地を旅した経験を持つ。
末吉里花(すえよし りか)氏
慶應義塾大学総合政策学部卒。一般社団法人エシカル協会代表理事兼日本ユネスコ国内委員会広報大使。東京都消費生活対策審議会委員、日本エシカル推進協議会理事、日本サステナブル・ラベル協会理事なども務める。TBS系の情報番組『世界ふしぎ発見!』のミステリーハンターとして世界各地を旅した経験を持つ。

末吉さんはエシカルな暮らしを幸せの物差しに、サステナブル(持続可能)な社会を実現しようと活動されています。日本企業が実践できる倫理的な経営とはどんなものでしょうか。

末吉里花代表理事(以下末吉氏): 2015年にSDGsが採択され、企業がサステナブルな取り組みに注力するようになり、エシカルも注目されるようになりました。SDGsの12番目の目標「つくる責任、つかう責任」は、まさにエシカルに当てはまります。これ以外にも、貧困や食品ロス、気候変動など、解決に向けてエシカル意識が大切な目標は多いです。

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