大事なモノは「神棚」に置く

借金玉さんご自身は、どんなふうに整理整頓をしているのですか?

借金玉:「エブリデイボックス」と「本質ボックス」という箱で管理しています。

 「エブリデイボックス」は、1日に最低限、これだけはしなきゃいけない、というモノを入れておきます。例えば、今日の薬、支払うべき請求書、棚に取り付けようと思っているフックといったモノを1つの箱にまとめてぶちこんでおく。逆にいえば、エブリデイボックスに入っていないモノは、何もしなくていい。

なるほど。それならヌケモレが防げて、安心できますね。

借金玉:僕は今、病気療養中ということもあって、エブリデイボックスに入れるモノは極力絞っています。すぐこの箱に何でもかんでも放り込んで、やることを増やそうとする悪癖があるので。多分、これも多動の一種だと思います。あれもやらなきゃ、これもやらなきゃといって、結局何一つしない、ということを繰り返してしまう。それを防ぐための箱です。

「本質ボックス」には何を入れるのですか?

借金玉:どこにしまったらいいのか分からないモノです。こういったモノに置き場所を用意しておくと、探し物をするのがすごく楽になります。「アレはどこだ?」となったとき、この箱を見れば大抵、入っていますから。今は、新しく買ったカメラの充電器が入っています。変な形をしているし、挿しっぱなしにもできないし、どこにしまったらいいかを決めるのに困る。こういうモノはとりあえず、この箱に入れておきます。

何を入れてもいいんですね。

借金玉:ええ。でも、本質ボックスがどんどん増えていく人が、すごく多いんです。「本質ボックスをつくりました!」というTwitterの写真にカラーボックスが10個ぐらい積まれていたりして。すでに本質を見失っていると感じました。僕は今、この本質ボックスをできるだけ小さくしようと頑張っています。

鍵はどこですか? よくなくなりますよね。ご著書には、アラーム音が鳴るタグを付けて紛失に備えているとありましたが。

借金玉:鍵は「神棚」です。「365日、毎日使う大事なモノ」を置くのが「神棚」で、以前は文字通り、棚だったんですが、今はコルクボードを活用しています。コルクボードにフックを付けて、バイクと家の鍵をつるしています。

確かに、つるしてあると目立ちますから、なくしにくそうですね。

借金玉:僕は公共交通機関が非常に苦手なので、バイクの鍵をなくすと動けなくなってしまうんです。あと、冬のバイクは手袋がないと大惨事なので、この季節は手袋もつるしています。

スマホはどうしていますか?

借金玉:スマホと財布は机の上に置いています。こうすることで、神棚に置くモノを減らせてよかったのですが、最近、やっぱり鍵と一緒に棚にまとめたほうがいいかもしれないと、考え直しています。コルクボードにつるしていると、落ちることもありますし、コルクボードは「風景」になりやすいんですよね。

周囲になじんで、目立たなくなってしまう。

借金玉:そう考えると、神棚の形状はやはり棚であるべきなのかもしれない。今、鳥小屋というアイデアが出ています。鳥小屋みたいに屋根をつけると、目に入りやすくていいんじゃないかと。

次ページ 「仕事」を「作業」に変えていく